牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35)
牧師館の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-35) / 感想・レビュー
くみ
ミスマープルシリーズ。語り手は殺人事件が起こる牧師館の司祭、レナード・クレメント。彼の心の中でのつっこみが可笑しくて可笑しくて!事件と関係ないけど、特にメイドのメアリに関することは声に出して笑ってしまいました。 肝心の事件はやはり最後までわかりませんでした。最後はちょっと力技?予想外のクレメント家のほのぼのさに(本人たちは真剣なんだけど)ツボを押さえられました。また再読したい。
2018/03/25
sakadonohito
イギリスの田舎な村で起きた殺人事件。マープル長編1作目。 事件が起きるまでの序盤のオールド・ミス達の噂話シーンとか興味が持てず正直しんどかったが、事件が起きた後はのめり込むように読めた。犯人予想は外れました。マープル婆さんではなく牧師の目線で物語は展開していくがマープルはじめ噂好きの村人達や独善的な警官を相手に愚痴や憤りを内に閉じ込めつつ平静を装って会話していくのがなかなか面白く感じた。
2022/07/14
旅人(𝒕𝒂𝒃𝒊𝒕𝒐)
ミス・マープルがここにきてようやく登場。とはいえ、初のマープルものは、語りが牧師さんでマープルは村の噂好きで何でも知ってる一老嬢という立ち位置で、それほど存在感はない。牧師さんの心の中でいろいろツッコミを入れるところは、クリスティーお得意のユーモアが発揮されていて笑えます。再読ではあるが、犯人はマープルが解き明かすまでわからないまま楽しめた。
2022/03/03
shiaruvy
★3.5 [1992.11.30 17刷] 時系列でたらめで読んでいるが,後の本とセント・メアリー・ミードの描写に整合性の不一致感じる..かの有名キ印探偵のお医者さまが新婚→独身→新婚→独身の出鱈目ほどは気にならないので,次回読み時に検証持ち越し。 クリスティさんにつきものの牧師・判事・学者・外交官・軍人やらが出てくるだけで妙に落ち着くなぁ〜(据わりがイイ!)。
2012/12/03
黒い森会長
1930年刊行。ミス・マープル長編第1作。セントメアリミード村の牧師の家で頑固者の治安判事が殺される。村の独り者の老嬢たちがいろいろ噂する中、ひとりマープルが真相を解き明かす。再読して、語り手の牧師の妻グリゼルダが愛らしく思えた。
2019/02/09
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