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火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)

火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)

火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6)

作家
アガサ・クリスティー
中村妙子
出版社
早川書房
発売日
1978-11-01
ISBN
9784150700416
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火曜クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-41 クリスティー短編集 6) / 感想・レビュー

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くみ

前から読みたい!と思ってたミスマープル短編集。まずタイトルがいいじゃないですか!火曜日に偶然集まったメンバーで、犯罪の謎解きをすることに。軽いノリで始まった余興がミスマープルが在席してたことで真剣味を増していく。動機、トリックも巧妙で短いお話の中に緩急が絶妙。ひとつ読み出したら解決するまで止まれません。こちらの関心を親切にリードしてるように見せかけて、実は、、が物凄く上手。何度読んでもクリスティーの罠に引っかかります。

2019/03/31

林 一歩

女史の短編集では好きな部類。マープルよりポアロが好みなので思い入れはそれほどないけれど。

2013/02/18

旅人(𝒕𝒂𝒃𝒊𝒕𝒐)

ミス・マープルが初登場する短編集。火曜日に集まって、一人ずつ謎の事件を披露して推理しようと、作家であるマープルの甥のレイモンドが提案して「火曜クラブ」と名付ける。その設定が面白い。短編なので、1話ごとに新たな登場人物と状況を覚えたところで、謎→マープルが事件を身近なものに例えて解決する…の繰り返しが少しだれてくるので、短編はどちらかといえば苦手。後に長編で読んだものの原型の話もある。約100年前の時代であっても、人間性からくる動機にそれほどの変化はなく、マープルの洞察力はいつもお見事なのだ。

2022/04/06

Inzaghico (Etsuko Oshita)

男女関係のもつれ、嫉妬など、人間の負の感情はいつの世も、世界のどこでも変わらない。第4話の「舗道の血痕」ほかで、ミス・マープルは口を酸っぱくしてこう言っている。「この世の中におこることは、なにもかも似たりよったりだと思うんですよ。(中略)村の生活にだってずいぶんといまわしいことがあるものですよ」 個人的には表題作の「火曜クラブ」と最後の「溺死」が記憶に残る。どちらも愚かな女性の哀れさが効果的だ。思い込みで視野が狭くなり、周りが見えなくなると恐ろしい結末が待っているのだ。気をつけねば。

2020/10/22

ハル

初めて読んだミス・マープルです。 予想以上に面白かった(*´∀`) たんなる村のお婆ちゃんなのに、どんな事件も村の出来事を参考にして解決してしまうという、柔らかく毒の無い名探偵。 女流作家さんらしいキャラクターで、読んでいて気分のいい作品でした!

2016/12/10

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