エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-50)
エッジウェア卿の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-50) / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
ポアロもの7作。ポアロとヘイスティングスはある晩カーロッタ・アダムズの舞台を見に行った。彼女の芸は優れたもので、中でも現エッジウェア卿婦人である女優ジェーン・ウィルキンソンの物真似は絶品であった。その夜ポアロ達は当のジェーンやカーロッタと晩餐を共にし、ジェーンに夫との離婚仲介を依頼されてしまう。興味を覚えてエッジウェア卿と会見したポアロだが彼は夫人との離婚に同意するとあっさり答えた。数日後エッジウェア卿が殺害された。現場ではジェーンが目撃されるが、彼女には動機がないはずだ。
2006/07/25
旅人(𝒕𝒂𝒃𝒊𝒕𝒐)
ポアロ曰く、この事件は彼の失敗のひとつであるため、事件解決にポアロの名を出すことをしなかった。後日、ヘイスティングズの手記により公表されるというスタイル。なぜ失敗したのか。ポアロほどの頭脳であっても、騙されるのだ。前作の「邪悪の家」と似たようなある状況下において…。ポアロが事件に関与している面前で第2、第3の犯行を重ねる犯人の度胸がすごいです。殺害の動機も利己的だけれど、この犯人ならば…と思わせる。「真相」まで、犯人誰?って思ってた。再読…。
2022/04/12
sakadonohito
エッジウェア卿が何者かに殺された、犯人は誰だ? 単純な私はまんまと騙され見抜けませんでした。読んだことのある他のポアロ作品とは翻訳の方が違あせいもあってか、ポアロの言葉遣いがあまり好きではない感じの口調になっていて非常に気になってしまいました。
2020/10/07
y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)
月一クリスティー7冊目。ポアロもの7作目。普通かな。
2019/06/20
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×4.5…このパターンは一番読者が「あっけにとられる」パターンですね。ただよく用いられているパターンなので知っている人にとっては容易に見抜いてしまうことでしょう。しかしポアロ氏は散々犯人にまんまと食わされてしまいましたね。何回後手後手に回ったことやら。この手の作品は先入観を抱かせてしまうので、ドツボにはまるような人はわなにはまってしまいます。見せ掛けの事象には気をつけて。
2010/07/02
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