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復讐の女神 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-52)

復讐の女神 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-52)

復讐の女神 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-52)

作家
アガサ・クリスティー
乾 信一郎
出版社
早川書房
発売日
1980-01-01
ISBN
9784150700522
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復讐の女神 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-52) / 感想・レビュー

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assam2005

以前共に事件を解決に導いた亡き大富豪・ラフィールの依頼でマープルが探偵となる。ラフィールをスポンサーとしたマープルの行動的で攻撃的な姿に驚いた。なんとポワロ級(笑)。正しく「ネメシス(復讐の女神)」。「カリブ海の秘密」の続編とあるがこちらは未読。それでも問題なく読めました。そして「愛」という一見謎解きとは結びつかないテーマを基幹とし、鮮やかにいくつもの愛を描いた。愛は希望や喜びでもあるが、一つ違えば苦しみや憎悪にもなる。中でも、忍耐から死の直前に希望へとシフトさせた者の気持ちが一番印象的だった。

2020/09/11

黒い森会長

「カリブ海に秘密」で知り合ったジェースン・ラフィールが死亡。遺言により、マープルに遺産が送られる。ただし、条件は調査をすること。マープルは何を調べるかもわからず、送られてきた「庭と邸宅を見学するツアー」に参加する。周りを観察しながら、少しずつ明らかになる「事件」。ついに真相にたどり着いたマープルは…。という、サスペンスフルな物語。

2019/10/19

じゅり子

再読。「カリブ海の秘密」で知り合ったラフィール氏の訃報を新聞で知ったミス・マープルのもとに彼の弁護士から連絡がきて…ラフィール氏の生前の奇妙な依頼の手紙を受け取ることに。というわけで、完全に忘れていたけどやっぱりミス・マープルは面白いです!アガサ・クリスティ最後のミス・マープルシリーズ。もしクリスティが永らえて続編を書いていたら、ラフィール氏から受け取った大金をミス・マープルは何に使って楽しんだんだろうか…。

2016/10/07

のほほん

カリブ海への旅で知り合った大富豪のラフィール氏が死去しました。すると彼から大へんな額の遺産贈与とひきかえに指示にしたがってくれるよう依頼の手紙が届きます。承知すると弁護士から“特別旅行”に参加するよう指示がきます。依頼の内容を知らされていないミス・マープルは観察し考え想像します。それが事細かく書かれます。最後にゆがんだ愛のための悲劇がわかります。依頼の仕事を成し遂げお金を手にして、ミス・マープルは言います。「投資はしません。そのお金でひとつおもしろいことがしたいんです」と。楽しいこといっぱいしてほしいな。

2023/07/11

虹の谷

なんか、この訳、読みにくっ!新訳出してほしい。同じエピソードの繰り返しが気になった。しかしながら、マープルさんの活躍は痛快!

2012/09/09

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