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なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-62)

なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-62)

なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-62)

作家
アガサ・クリスティー
田村隆一
出版社
早川書房
発売日
1981-12-01
ISBN
9784150700621
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なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-62) / 感想・レビュー

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anne@灯れ松明の火

NHKドラマを観て、夫が原作に興味を示したが地元になく、隣市予約。夫の後、私も読んだ。おおむねドラマのストーリー通りだったので、するすると読めてしまった。クリスティーは、学生時代に随分読んだ。このボビー&フランキーは、昔好きだったトミーとタペンスを思い出させた。牧師の息子ボビイが発見した瀕死の男は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」と言い残した。ボビーたちは、事件の真相に迫るため、動き出す。このタイトルが、何とも秀逸! 古さを感じさせないクリスティー。また読みたくなってきた。

2024/04/10

旅人(𝒕𝒂𝒃𝒊𝒕𝒐)

なんてワクワクするタイトルなんだろう。しかも、終盤までエヴァンズの正体がわからないまま進むのだ。牧師の4男坊であるボビィの抜け具合と伯爵令嬢のフランキーの行動力とひらめきは、まるで身分違いのトミー&タペンスのようだ。真犯人は初期の頃に書いていたような仕掛けがあったり、冒険もののような趣もあるが、しっかりとしたミステリである。なぜボビィの命が狙われたのか…ラストには驚きの仕掛けもあり、工夫が凝らされた作品です。

2022/05/11

面白いタイトルだなぁと前から思っていた。なかなかよく出来ていた。由緒正しい家の娘とごくごくフツーの男友達とかいう設定で日本のドラマにもできそ。

2017/10/03

読書好き・本屋好き堂

なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?、男はこの一言を牧師の息子・ボビイに残して、息を引き取った。 事件は、転落事故と断定された。 その数日後、ボビイが何者かに大量のモルヒネを盛られるという事件が起こった?! ボビイと幼なじみの伯爵令嬢のフランキーは、探偵家業を始めることに😅 最初から最後まですごく面白かった😆 なぜ、もっと早く読まなかったのか! と思えるほどの作品でした✨

2023/01/16

EMA

新ドラマを観たので十数年ぶりに再読。昔読んだ時はボビイとフランキーに近い歳だったが、今回は若い二人の冒険を見守るような気持ちになっている事に、自分の変化を感じた。「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」に始まり、様々な出来事を経て最後も同じ疑問に戻ってくる。明るく楽しい軽ミステリーという印象は変わらず。ドラマは原作のストーリーを活かしながら、しっかり現代ドラマとして楽しめるものになっており、ここ数年の英国製クリスティドラマでは一番面白かった。ヒュー・ローリーには他のクリスティ作品も映像化して欲しい。

2023/01/17

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