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死者のあやまち (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-72)

死者のあやまち (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-72)

死者のあやまち (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-72)

作家
アガサ・クリスティー
田村隆一
出版社
早川書房
発売日
1983-06-01
ISBN
9784150700720
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死者のあやまち (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-72) / 感想・レビュー

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財布にジャック

殺人が起きる後半までは、かなり退屈で何が何やらさっぱり頭に入って来ませんでした。しかし第一の殺人からラストまではスラスラと一気に読めました。その後、前半をもう一度読み返してなるほどと納得しました。犯人凄いです。滅茶苦茶嫌な奴です。しかし、この犯人を考えだしたクリスティーは更に凄いです。人間不信になっちゃうお話ですが、ミステリーとしてはありなんでしょうね。

2011/05/17

星落秋風五丈原

女流ミステリ作家のオリヴァ夫人から急な呼び出しを受け、ポアロは片田舎のスタッブス卿邸まで出向いてきた。夫人によると明日ここで犯人探しの推理ゲームが催される予定で、夫人が演出を担当すること、この企画自体が誰かの犯罪に利用される気がしてならないと話す。ポアロは関係者と接触してみるが確証はつかめないまま日が変わり、事件が起こった。ゲームの被害者を演じるはずだった少女が絞殺されていたのだ。犯人はゲームに参加していた中にいる。だが誰にも娘を殺す理由がない。ポアロは動機を見つけられるのか?

2006/06/03

頭無

ポアロ27。この作品は全く覚えてなかったので新鮮でした。内容は良い。流れはゆっくりなので最初の殺人までは少し長く感じましたがその後の展開も遅々です。終わってみれば上手く纏まってました。犯人を示唆する会話も複数あったので推理も可能。中々面白かったです

2022/03/11

Gen Kato

殺人ゲームからはじまった事件そのものはもちろん面白いのだけれど、オリヴァ夫人の台詞「作家が、人から自分の仕事に、あれこれと口ばしを入れられるなんて、とても我慢できないことがおわかりになるわね」、にウケた。クリスティに対してさえそういう差し出がましいことを言っちゃう人がいたのかな。「『ええ、結構でございますわね、そうなさりたければ、そのようにご自分でお書きあそばせばよろしいじゃございません』」…本音だわ、これ。

2015/11/01

朱音

イギリスの田舎が舞台のポアロもので、ヘイスティングスではなくオリヴァ婦人(探偵作家)が助手役になっている。(助手というより、全然役には立っていないが)流石に面白かった。こういう水準のものをたくさん量産しているというのはやっぱりクリスティーはすごいと思った。

2002/02/12

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