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恐怖の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-10)

恐怖の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-10)

恐怖の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-10)

作家
エラリイ・クイーン
大庭 忠男
出版社
早川書房
発売日
1976-11-01
ISBN
9784150701109
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恐怖の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-10) / 感想・レビュー

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Tetchy

クイーンが伝説の名探偵ホームズに挑む。しかも扱う事件は切り裂きジャック事件!とはいえ識者によれば映画作品のノヴェライズだという。物語として、また一連のクイーン作品群の中においても出来栄えではごく普通の作品に過ぎないかもしれない。しかしこの作品が内包する当時の時代背景や世情、さらにこの作品が書かれた背景を考えるとなかなかに深い作品だと云える。さらに現代の日本のミステリシーンにおいてもしばしば作家によって試みられているテキストによる叙述トリックの走りだと考えるとこの作品の歴史的意義はかなり大きい。

2012/05/06

寒っ!!

誰がジャックかは途中で見当がつく。ホームズの未発表小説は雰囲気があったけど,推理をしていたといえるのかな。

2019/11/04

ぽま

切り裂きジャックに加え、作者と同名の探偵(国名シリーズで有名なエラリィ・クイーン)も交えた、贅沢なホームズパスティーシュ。ホームズの時代とクイーンの時代を交互に辿るため、緩急のある文章に仕上がっている。ワトスン博士の未発表原稿が、期せず叙述トリックになってしまっている点も面白い。最後の最後で、クイーンは切り裂きジャックの正体を見破るが、その結末とは。しかし余談ながら、長編の切り裂きジャックものパスティーシュのワトスン先生は、けっこう突飛な行動に走ることが多いような気がします…。

2012/09/11

きりん

ミステリー好きと言いつつホームズをあまり読んだことのない異端ではあるけど、ホームズってこんなだっけ…?クイーンさん。。  ホームズファンはどういう感想だろう? 切り裂きジャックモノとしても消化不良な気もする…。 でも、フィクションと現実と今と昔を入れ子にした、なかなかの意欲作であるな〜と思う。

2022/11/03

ホームズ

シャーロック・ホームズ対切り裂きジャックって結構いろんな人が考えますがEQも(笑)まあ特に面白いわけではないですがホームズの世界に入り込めるのは良かったですね(笑)エラリーのところ不要だったかもしれないですが(笑)

2009/05/27

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