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大富豪殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-25)

大富豪殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-25)

大富豪殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-25)

作家
エラリイ・クイーン
矢野浩三郎
出版社
早川書房
発売日
1979-09-01
ISBN
9784150701253
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大富豪殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-25) / 感想・レビュー

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タッキー

表題作の短編と中編で、いずれもエラリーの秘書のニッキーが登場。表題作の方はクイズのような軽めのストーリーで、謎としては単純で読みやすいお話でした。中編は、中国から船で母国アメリカに帰ってきた腹話術師が、帰国直後に殺され、ホテルのトランクの中で発見されるという事件。やはり長編とは異なり、どこか軽く、人物描写などの重厚さにはやはり欠ける気がしました。謎解きはこちらもシンプルで悪くなく、良くも悪くもない良質ミステリーという印象です。

2020/06/03

寒っ!!

2作目は多少の推理はしていても,いちいち細かくは語らないという感じか。エラリイ・クイーンにしては軽い感じだけど,まあまあ。

2019/11/20

Tetchy

表題作は大富豪の被害妄想が現実になって殺人事件に発展するという趣向を取ったのだろうが、非常にオーソドックスな内容になっている。大富豪の屋敷の中だけで繰り広げられるという非常に限定された舞台設定であるため、あまり動きがない。まただからといって閉鎖空間ならではの濃密な人間関係が描かれるわけでもない。本当に小編というべき作品だ。「ペントハウス~」は一度創元推理文庫の『エラリー・クイーンの事件簿Ⅰ』で読んでいたため再読。表題作収録の創元推理文庫の『~事件簿Ⅱ』が絶版状態でなかったら買わなかっただろう。

2010/08/19

ホームズ

『大富豪殺人事件』はちょっと犯人の動機が少し弱い感じがしてしまった。もう少し長めにしてもらった方が良かったんじゃないかな~(笑)『ペントハウスの謎』はちょっと前に読んだ『エラリー・クイーンの事件簿1』で読んだばっかりでした(笑)巻末の『ニッキー・ポーターの髪の色』が面白かった(笑)3人のニッキーの話とか登場シーンとかいろいろみんな考えてみるんですね~(笑)

2009/08/16

**くま**

これは面白かったです! 私が今まで読んだクイーンのマイナー作品の中ではいちばん面白かった! 「大富豪殺人事件」と「ペントハウスの謎」の二編を収録。両方とも面白かったです。そりゃクイーンの代表作といわれるような傑作長編に比べると見劣りするけど、とにかくすごく読みやすくて、普通に面白いのが気に入りました。文章が軽い感じで短くて、ユーモアがあります。それに秘書のニッキー・ポーターが大活躍するので華やかさもあって楽しいです。これならミステリ読み慣れてない方や子供でもきっと安心して読めると思います。

2013/12/21

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