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ドラゴンの歯 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-27)

ドラゴンの歯 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-27)

ドラゴンの歯 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-27)

作家
エラリイ・クイーン
青田 勝
出版社
早川書房
発売日
1979-09-01
ISBN
9784150701277
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ドラゴンの歯 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-27) / 感想・レビュー

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ドウ

海を旅する大富豪の遺産を巡る事件と、それをクイーンと組んで解決に導く私立探偵ラムメルのラヴロマンスを描く、クイーン中期の作品。とはいえ、ラヴロマンスに偏ってはおらず、クイーンとラムメルのように「入れ替わり」をテーマにトリックが組み立てられており、ミステリとしてもなかなかに骨太に仕上がっている。普段とは読み方を変えて、真相を考えながら読み進めてはみたものの、伏線を一つ見落として真相に辿り着けなかったのが悔しい。中期以降は推理よりも人間ドラマに重点があると措定していたが、本書は両者のバランスが取れていて良い。

2019/11/16

ako

再読。自分が死んだらその死について調べて欲しいと大富豪からエラリイに依頼があった。直後富豪は死んだ。今回は運悪くエラリイ術後で動けない。自分に代わり、共同経営者に調査させる。題名通り歯が重要な鍵。マーゴは本当に嫌な女なのでイライラさせられました。

2013/04/29

菱沼

エラリィ・クイーン再読シリーズ。この物語については「ボー・ラムメル」という名前しか覚えていなかった。破裂するまで虫垂炎に気づかなかったとは、エラリィはかなり忙しかったのだろうか。

2022/11/19

浅木原

一応これもハリウッドもの? 知人と組んで探偵事務所を開いたエラリイが大富豪の遺産相続者探しの依頼を受け、相方にエラリイの名前で代行してもらってたら相方がその相続者と恋に落ちて……というロマンス・ミステリ。他のハリウッドものと比べてもだいぶ大衆向けロマンスものとしてこなれた作りで、わりと普通に読んでて楽しい。解決はどうかと思う部分もあるけど(そんな重大な証拠持ち帰るなよ!)、相方のボーがエラリイになりすますロマンス小説要素がミステリ部分のプロットと骨がらみになっているところは周到だなと思った。

2017/02/14

ケイスケ

事件と恋。ラノベみたいで読みやすく、楽しめた。謎解きの論理はその割にしっかりしている。

2016/05/17

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