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フランス白粉の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-34)

フランス白粉の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-34)

フランス白粉の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-34)

作家
エラリイ・クイーン
宇野利泰
出版社
早川書房
発売日
1983-04-01
ISBN
9784150701345
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フランス白粉の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-34) / 感想・レビュー

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yucchi

国名シリーズ2作目。ある有名デパートでおきた殺人事件の謎にエラリイが挑む。登場人物多過ぎ(笑)そこから証拠を基に犯人を特定していくのだが、解決編でエラリイに真綿で首を絞めるように追い詰められたらそりゃビビっちゃうよね。犯人に自白させる為とはいえもったいぶってなかなか犯人を言わないエラリイに「早く言えよ!」とツッコミつつ、ラスト1行にニンマリ。

2014/06/28

Radwynn

百貨店のショーウィンドウで実演展示中の最新型収納式ベッドから転がり出たのは社長夫人の無残な遺体。そして娘の姿が忽然と消えた— powderとは邦題の白粉から連想する化粧品とは似ても似つかぬ白い粉。「フレンチ百貨店で発見された白い粉」の謎。だからタイトル無理矢理だってばw エラリィはいつもに増して冷徹な思考機械。温厚な面を見せるのはパパと学友ウェスにだけなツンデレ。羅列されるアリバイ、状況証拠、繰り返される尋問。動機や法規上の証拠ではなく、論理だけで追い詰めていく解決編。ラストのパパのセリフが少し心に痛い。

2015/10/28

ホームズ

やっぱり面白かった(笑)殺人と麻薬組織など良かった(笑)被害者の持っているもの持っていないものから推理されていく事実は若干微妙な感じもありますが十分楽しめますね(笑)少し気になったのは被害者を発見した黒人の女性を「ニグロ女」って・・・。「ニグロ」って蔑称ですよね。そこはもう少し違った訳でも良かったのではないでしょうか。

2010/02/16

shizuca

面白くてページをくるてがとまらない。

2020/10/01

かの

デパートのショーウィンドウに死体が出現する!という、衝撃的な始まり方にぐっと引き込まれました。「白粉」がファンデーションでないのが洒落ていますね。現場に残された証拠から殺された時の状況を詳しく組み立てて行く。クイーンのまどろっこしいくらい細部まで推理し、関係人物から周到に聞き込みをするところや、軽やかな文章が私は好きですね。殺された状況は犯人がわかっても、決定的な証拠がない、そんな時にクイーンがどうするか。結構期間を空けながらクイーン作品を読んでいるので、「あ、このパターンだったか!」とびっくりしました。

2024/04/07

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