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心地よく秘密めいた場所 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-36)

心地よく秘密めいた場所 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-36)

心地よく秘密めいた場所 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-36)

作家
エラリイ・クイーン
青田 勝
出版社
早川書房
発売日
1984-02-01
ISBN
9784150701369
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心地よく秘密めいた場所 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-36) / 感想・レビュー

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Tetchy

クイーン最後の長編は殺意の芽生えから殺人に至るまでを女性の妊娠に擬えている。最後の長編で、新たな生命の誕生に章立てが成されているとは一種の歪みを感じる。後期及び最後期のクイーン作品では、あるテーマに基づいた奇妙な符合を見出して事件の異様さを引き立てる構成が多いが、本書では奇妙なメッセージに全て数字の9を絡めている。そして驚くべきはなんとクイーン作品そのものをトリックに活用していること。これがどういう意味なのか、ぜひ本書を読んで確かめてほしい。しかしここまで本格に奉仕するとは、恐るべし、クイーン。

2013/03/16

ako

殺人と自殺が起きる割に登場人物が少なく単調。頼みのエラリイはなかなか閃かず、やっと解決かと思ったら犯人にミスリードされ…というか自爆?犯人の名前は最後の最後に出てきますがミスリードとわかった時点で犯人はこの人しかいないでしょ!という感じなので、最後まで犯人の名を明かさない事は何の驚きもなく効果的でもない気がしました。

2014/11/21

さぼてん

著者二人の片割れが亡くなった後の最後の長編。 さすがに物語は面白かったのですが、ミステリー部分がいまいちでした。というか最初に検討ついちゃうし、エラリーがいつもより詰め甘すぎるように思えた。いや面白いのだが、他が面白すぎるからかな…

2021/06/15

hal

クイーン最後の長編。大富豪の三兄弟全員が結構いい年なのに一人も結婚せず子供もいない。長男が美女と結婚するが、美女にはクズ父と浮気相手がいる。この美女との結婚前に、5年間は妻としての相続などの権利を認めないという契約を交わし、5年目に妻に全財産を相続させるという遺言状を書く。「どうか殺してください」と言ってるようなものですね。富豪ならどんなブサイクで性格悪い人でも、結婚相手はよりどりみどりだろうに、設定がどうも不自然ですごく気になった。まあ最後に「探偵が犯人」とか「探偵死亡」とかしないだけマシかな。

2020/05/10

ホームズ

最後の作品ってことでヤッパリ最盛期に比べてしまうと残念な感じはありますが結構嫌いじゃないです(笑)クイーン警視は登場したけどジュナが出てこなかったのは寂しいな~。どうして途中からいなくなってしまったんでしょうか?とりあえず次は国名シリーズでも読んでみようかな~(笑)

2010/06/23

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