あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 22-1)
あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 22-1) / 感想・レビュー
ヴェルナーの日記
児童文学作家としてのロアルド・ダールではなく、怪奇ミステリー作家として一味違ったダール作品15編の短編から編まれている1冊。ただし、やはりダールというべきか?当然のようにブラック・ユーモアのスパイスがよく効いている粒ぞろいの物語が揃っている。他作品のレビューでも紹介した『南からきた男』(”Man from the South")や『お願い』(”The Wish")をはじめ、ミステリー作品の『味』(”Taste")。ダール流アイロニー・ジョークの復讐劇「告別」(”Nunc Dimittis")。
2017/08/02
かずー
海外作家の短編集。この中の「南から来た男」をカズレーザーが番組で紹介していたのが読むきっかけ。オチが分かりづらく正直、読むのが苦痛であった。翻訳、文化の違い、古い作品、私の読解力のいずれかの問題かもしれないが。賭事をテーマにした作品が多く、人間の意地悪さをフォーカスしているように見受けられる。同じ短編なら星新一の方が好み。
2021/01/14
takaC
Someone like ME でした。賭け事はしないけど。ずいぶん前に読んだことがあることを10話くらい読んだところでやっと思い出しました。
2015/08/23
GaGa
二十年ぶりぐらいに再読。今読み返して見ても面白く、バラエティにとんだ作品集で、出来うることなら多くの人に読んでいただきたい名作である。中でも「南から来た男」の最後の一文は背筋を寒くさせる。
2010/10/12
こばまり
GW企画【奇妙な味 海外読書会】に参加して読了。いずれもアァこの場に居合わせたくないナァと思わせる、イヤァな読後感の15篇。余談ですが妻パトリシア・ニールのエピソードをネットで散見し、果たしてダールとは訳者田村隆一が言う程の好男子であったろうかと思ってしまいました。なんせこんな短編集書く位だし。
2014/05/06
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