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マローン御難 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 2-6)

マローン御難 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 2-6)

マローン御難 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 2-6)

作家
クレイグ・ライス
Craig Rice
山本やよい
出版社
早川書房
発売日
2003-09-01
ISBN
9784150715564
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マローン御難 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 2-6) / 感想・レビュー

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鐵太郎

巻き込まれた事件はいたいけな富豪令嬢の誘拐事件です。マローンは、その交渉人として雇われているらしい。しかし、これがまた、この令嬢のクソ(失礼)生意気なこと。百戦錬磨のヘレンでさえ扱いかねるほど。このヘレンが行方不明。さあ、どうする。ライスのミステリは、特にマローン・シリーズは、いつも(底に毒がある)ユーモアをちりばめて進みます。いいなぁ。

2006/09/28

kyoko

長編のマローンシリーズのほぼ最終作。今回も絡みに絡んだお話。ヘレンとジェークのみならず、誘拐事件の被害者までが周囲の大人をまぜっかえしている。これをどう収束するんだろうと思っていたら、最後見事にまとめたのはすごい。それも2ひねり3ひねりさせながら。山本やよいさんの訳と解説もいい。表紙も見事。解説にあるとおり、シリーズを通しての登場人物のギャグと、それぞれの作品中のギャグのセンスが秀逸だった。

2022/04/16

のざきち

古き良き時代のシカゴを舞台とする酔いどれ弁護士マローンシリーズ。例によって好き勝手に行動して事件を複雑化させるヘレンとジェイクやマローン行きつけのバーのオーナーである天使のジョー、警官を辞めたがっているフォン・フラナガンなど主要なキャラクターが登場し、本作品もスピーディな展開ながらもユーモア満載です。新訳になって読み易くなったのも良かったです。

2020/06/18

たち

怒濤のごとく災難に見舞われるマローン。いったいどうなるんだろう、とハラハラしましたが最後は見事に解決して大変面白かったです。小憎らしいアルバータちゃん、最強です。

2015/11/09

鈴音

数度目の再読。だが、50年も前に書かれてその当時が舞台ということを意識する間もないほどにあっという間に読み終えた。しかしマローンはよく美人に出会うものだ。このあたりが娯楽モノの典型をおさえていて、時を超えても受ける楽しさに繋がっているのかもしれない。これは新訳のものということなので、旧訳もいつか読んでみたいと思った。

2015/12/05

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