シュロック・ホームズの冒険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 42-1)
シュロック・ホームズの冒険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 42-1) / 感想・レビュー
おか
普段パロディ物は余り読まないが 早川の「海外ミステリハンドブック」に紹介されていたので 読んでみた。確かに 茶化し系のパロディだが でも愛情を感じるから良しとする( ◠‿◠ )しかーし 昨夜 この本を読み終わった時点で テレビ放映されたのが「黒井戸殺し」あのクリスティの「アクロイド殺し」の日本版パロディ。ポアロ役は野村萬斎さん 脚本三谷幸喜さん。いやぁ とーっても面白かった*\(^o^)/* これこそパロディの醍醐味でした(((o(*゚▽゚*)o)))♡
2018/04/15
セウテス
シュロック・ホームズシリーズ第1弾。〔再読〕12作のユーモア短編集。数あるシャーロック・ホームズのパスティーシュの中にあって、ベスト3に挙げられます。どの原典を意識しているのか分かりやすい上に、ホームズが好きなのだという事が、しっかりと伝わって来ます。英語で元本を読まないと言葉の違いのジョークが、日本語では伝わらないのが残念です。本作の凄さは原典との微妙な違いや、ホームズのお約束を巧みに笑いに変えている処。よってホームズの原典を読んでいると違いが読者だけに分かる、という設定の素晴らしさに気づくでしょう。
2017/08/19
kokada_jnet
パロディの快作短編集ですが。デビュー作にして代表作の「アスコット・タイ事件」(吉田誠一訳)、このオチが誤訳です。まあ、あまり英語に詳しくない人でもわかる誤訳だから、さほど実害がないのですが。 ところが、不思議なのは、2000年刊行の『シュロック・ホームズの迷推理』にも、「アスコット・タイ事件」は再収録されていて、これが誤訳のまま。訳者名義は吉田誠一のままですが、なぜに、わざわざ誤訳つきの作品を再録したのか。
2018/04/27
ホームズ
ハヤカワ文庫の復刊で再読。やっぱり下らないと言うかなんと言うか(笑)とりあえずワトニイも依頼人も満足する展開にはなるんだけど、その裏でもっと大変な事態が進行していたりして(笑)『アダム爆弾の怪』の結末が衝撃的(笑)息抜きに楽しめる作品。来年は『シュロック・ホームズの回想』を復刊するのかな~(笑)
2014/12/04
けいちゃっぷ
おお、表紙は私にとってはかんべむさしさんの本でおなじみの楢喜八さんではないか。 原典を読んだのははるか昔だから個々の内容は覚えてないが、依頼人について推理をするがことごとく外れるところで気が付くべきだった。 何篇かを読んで釈然としないながらも「そんなものか」と思ってたが、途中でもしかしてと思って残りを読んだら案の定。 本家をコケにするほど作者のホームズへの思い入れは深いのだな。 ホームズもの以外の他の作品も読んでみたいものだ。 296ページ
2016/08/14
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