新エドガー賞全集 アメリカ探偵作家クラブ傑作選(14)
新エドガー賞全集 アメリカ探偵作家クラブ傑作選(14) / 感想・レビュー
くさてる
エドガー賞最優秀短篇賞アンソロジー。さすがの玉揃いで堪能いたしました。初読のフレデリック・フォーサイス「アイルランドに蛇はいない」が、スリリングでハラハラさせておきながら、まさかのラストで脱帽。ルース・レンデル「女ともだち」も印象的。これ、怖いとか残酷とか思われそうだけど、わたしにはとてもとても、哀しい話に思えて仕方ない。ローレンス・ブロック「夜明けの光の中に」は、これが元になった長編があるけど、こちらのほうが好きかも。スカダーの優しさとミステリとしての雰囲気がうまく組み合わさっているように思います。
2015/09/12
スズツキ
エドガー賞の短編部門受賞作を81年から88年まで収録した作品。作品中で「私は言った。マット・スカダーだ」という台詞があったので「おいおい、どんなギャグだ」と思ったあとに、しばらくして慌てて確認したら作者はローレンス・ブロックだった。泣きたい。他にもフォーサイス、エリスン、リッチー、レンデルなど大物揃いで良いですね。個人的には「稲妻に乗れ」のラストが好きです。
2012/12/17
映画屋
“アメリカ探偵作家クラブ傑作選”何冊かある模様。奥の方に背表紙が見える。でも出せない。崩れるから。
2012/11/15
VALUE
「アイルランドに蛇はいない」は構成が一番良かった。「稲妻に乗れ」はミステリーの王道の犯人捜しの楽しみ。「ソフト・モンキー」は映像が浮かぶ。作品それぞれが、さすが受賞するだけある。読み応えがあった。
2023/06/12
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