殿下と騎手 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-5)
殿下と騎手 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-5) / 感想・レビュー
NAO
19世紀末。名騎手として知られている騎手フレッド・アーチャーが自殺した。『殿下と騎手』は、この史実をもとに、なんとヴィクトリア女王の息子で皇太子のアルバート・エドワードを探偵にしたミステリ。競馬がらみといえば八百長か、となんとなく想像がついてしまうところもある中、この話のメインはミステリというより、殿下の暮らしぶりだといってもいいかもしれない。最上級の人物らしい身勝手さ、磊落さ。普通の人間には決して見ることのできない私生活を覗き見ることこそが、この話の醍醐味といえるのだろう。
2022/12/13
ごへいもち
楽しく読み始めたが、途中から苦役になってしまった。ラヴゼイはもういいかな
2021/08/01
小太郎
再読?読んでるうちにところどころ思い出しました(笑)ラヴゼイは何といっても「偽のデュー警部」なんですが。この本は皇太子を探偵役に競馬の騎手自殺(実際にあったことらしい)の原因を解決する、ラヴゼイが愛してやまない古き良きヴィクトリア朝を舞台にした冒険ミステリ。昨今のミステリとは趣を異にしたユーモアやテンポが良い。それに加え流石ラヴゼイという構成の素晴らしさもあり、今でも色あせない一冊です。昔の読書記録、調べてみたら読んでいたのは30年前でした。
2021/03/04
J・P・フリーマン
ヴィクトリア女王の息子であるアルバート・エドワードを探偵役に据えたミステリ。エドワードのバカ息子ぶりが味付けとして使われています。ただ、難しい小説とも言えます。私もヴィクトリア朝の資料についてはいくらか読んでますが、それでも難しい。ただ、皇太子のほかにも実在の人物も登場する意欲的な作品です。
2020/03/30
ソラ
【読メ登録以前読了作品】
2018/03/25
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