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最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-10)

最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-10)

最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-10)

作家
ピーター・ラヴゼイ
Peter Lovesey
山本やよい
出版社
早川書房
発売日
1996-11-01
ISBN
9784150747107
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最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-10) / 感想・レビュー

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セウテス

【ダイヤモンド警視シリーズ】第1弾。タイトルは、古き良き時代最後の刑事という意味だろう。見た目もおっさんの、今なら様々なハラスメントで問題になりそうな男が、ダイヤモンド警視だ。池に全裸の女性の遺体が浮かび、警察は死因と身元の捜査を始める。何人かの候補が出て来ては消える、実際はそうなのだと思うが、ミステリとしては早く本筋の推理に入りたい。ただ、犯人の推理をしていて、そうか解ったとなった時の興奮、ラストでの犯人合わせでの正解が、こんなに嬉しい作品は多くない。もう少し、登場人物が気にいるなら良かったのにと思う。

2022/12/10

goro@80.7

頑固なダイヤモンド警視が最後まで警視だったらこの結末はなかったのかもしれない。頑固なようで優しいダイヤモンド。これはシリーズ追いたい。

2023/06/16

mayumi

お気に入りさんの感想を読んで興味を持った作品。ピーター・ダイヤモンド刑事シリーズ。湖に浮かんだ全裸の女性の遺体。彼女は有名なテレビドラマの女優だった。ピーター・ダイヤモンド刑事は捜査を開始。容疑者として浮かび上がったのは彼女の夫だった…というストーリー。派手さはないものの、正統派刑事小説という印象。容疑者がいて、尋問する。容疑者の告白が一人称で語られるのもいい。それにしてもダイヤモンド刑事、途中で辞職しちゃったけど、次巻ではどうなってるんだろ?

2020/06/21

鐵太郎

ミステリとしてはあまりにもシンプル。なのにお話は錯綜し、もつれ合い、まったく飽きさせません。最後まで読める。最後に明かされる犯人像は、よく考えればほかにいないのだけど、驚かされます。こんなミステリもいいね。奥さんのステファニーがいい味出しているのだけど、いささかできすぎのような気もします、この人。いい人すぎるんだもの。(笑)

2010/02/14

Ribes triste

貯水池で発見された身元不明の女性の死体。捜査を指揮するダイヤモンド警視には身内の犯行の様に思われたが…。登場人物たちの性格描写が細やかで、これは犯人じゃないだろうと肩入れしたくなってしまう。淡々と進行する前半に比べ、後半からの怒涛の展開に息を呑む。

2019/12/11

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