KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

秘密捜査 (ハヤカワ・ミステリ文庫 98-1)

秘密捜査 (ハヤカワ・ミステリ文庫 98-1)

秘密捜査 (ハヤカワ・ミステリ文庫 98-1)

作家
ジェイムズ・エルロイ
小泉 喜美子
出版社
早川書房
発売日
1984-08-01
ISBN
9784150750510
amazonで購入する

秘密捜査 (ハヤカワ・ミステリ文庫 98-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

一乗寺隼人

前半の雰囲気から一転して後半の被害者の田舎での壮絶な過去がへヴィーすぎてやられまくった。今までこの本の存在を知らなかったことを後悔。いい機会なので『ブラックダリア』からのLA4部作と自伝を読み返してみたい。とても面白かった。

2014/06/17

Schunag

20年ぶりの再読。おそろしいことに本作以降のエルロイのすべてが原石の状態でここにある。中盤以降の焦点となる殺人は、被害者の出身地、職業などなど、エルロイの母親そのままだし、死体発見現場まで同じ――つまり、エルロイの本書以前の核心も描かれているのだ。被害者の息子マイケル(つまりエルロイ自身)が泣かせる。

2011/08/09

バ度ホワイト

ある過去の描写はそれはそれで独立したひとつのお話として読んでみたいと思わせる凄まじさ面白さがあった そしてあの・・ダドリー・スミスが登場したとき主人公の未来は無いと思った

2016/04/30

ツカモトカネユキ

1982年発行。1984年訳発行。作者初期の作品。のちのLA四部作の構想のような物語。LA四部作でお馴染みのダドリィ・スミスが同じような役どころで登場。前半は立身出世に焦る、軽やかな若者。翻って後半は、堕ちてから個人的な怨恨を追っていく物語になります。作者初期の作品によく用いられる、自称、自信と魅力に溢れる主人公には最後まで辟易します。関連付けられそうな一部事件、話題はなかったかのようになっているのは如何なものかと思いました。ハッピーエンドは、らしくない終わり方。拡げ過ぎて畳めなかった感を強く感じました。

2022/06/25

mejiro

自信家で高慢な主人公と存在感あるダドリー・スミスの心理戦がおもしろかった。後半は少し勢いがなくなって冗長な感じがした。

2013/12/27

感想・レビューをもっと見る