レクイエム (ハヤカワ・ミステリ文庫 98-2)
レクイエム (ハヤカワ・ミステリ文庫 98-2) / 感想・レビュー
momogaga
積ん読解消。ハードボイルド、クラッシック音楽、ウエストコーストを堪能することが出来ました。クセの強い本でした。
2021/08/21
バ度ホワイト
やっと読んだエルロイのデビュー作。人間の愛と闇を描く。掃き溜めのLA、汚職、変態、アル中、ブラックダリア。クラシック好きの主人公にびっくり。物語的に本作はちょっと薄味だとか聞いてたが面白さは変わらず良い!エルロイ!最高!!
2018/03/30
藤月はな(灯れ松明の火)
不潔なキャディから妹を連れ戻して欲しいと頼まれた探偵。しかし、依頼者が嘗ての放火殺人に関わっていると知り…。エルロイ節全開。狂信的カトリックの母に呪縛され、アル中にならざるをえないウォルターが哀れ。「暴力の表に音楽がある」法則はYGCシリーズ(深見真)3巻で登場する自衛官の保瀬さんが音楽家生まれだったことや『猟犬』の元ピアニスト志望の主人公が薬指を切断されたことで暴力の本質を知り、警部になったこと、映画『ジョン・ウィック』でマーカスがグランドピアノの上でライフルを組み立てるシーンを思い出してしまいます。
2016/02/07
パカゲニー
ジェームス・エルロイの第一作目。オーソドックスなハードボイルド。序盤は少し冗長に感じられたが、中盤以降はだんだんとスピード感が増し実録物のあのブラックダリアの作家の片鱗を感じた。いかれた登場人物に舌を巻いたが、ブラックダリアほどの暗さは感じず読み易かった。
2021/11/18
勉誠出版営業部
ジェイムズ・エルロイの『レクイエム』を読了。デビュー作ということで、まっとうなハードボイルド調ですが、やはり主人公が若干ダークサイドに入っている感じが、流石のエルロイ。
2018/09/26
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