サマータイム・ブルース (ハヤカワ・ミステリ文庫 104-1)
サマータイム・ブルース (ハヤカワ・ミステリ文庫 104-1) / 感想・レビュー
ehirano1
ヒロインは乃南アサさんの音道貴子が重なりました。しっかし、こんだけ女性がズタボロになるのもあんまりないんじゃないかと驚愕しています。
2021/09/20
NAO
【月イチテーマ 季節】ウォーショースキー・シリーズの第一作。V・I・ウォーショースキーは、警察官であるポーランド人の父親とイタリア人の母親を持つ。シカゴの荒れた地区に住み、父親が警察官だったこともあり、声楽家にしたいという母親の考えとは裏腹にタフな女性になった。ヴィクトリアの愛称ヴィッキーと呼ばれることを嫌い、ヴィクターの愛称ヴィクと呼ばれることに固執している。そんな彼女のタフさよりそれをハラハラしながら見守る周囲の友人たちが微笑ましい作品だが、暴力のプロ集団vs女性探偵は本当に成立するのか疑問。
2021/10/23
Rosemary*
久方ぶりに再読。シカゴの女性私立探偵V・I・ウォーショースキーシリーズ第一作目です。タフで賢く、チャーミングなヴィック、一度くらいついたら、とことん追いかけ、ボコボコにされようが危険な目に遭おうが自分が納得するまでやり遂げる。オペラとスコッチを愛すまさしくソフトハードボイルド。ロティをはじめとする周りの人々との繋がりも好きな要因となっている。応対サーヴィスなど時代を感じはしますが、差し引いても楽しめる作品です。
2014/07/23
里愛乍
これこれこういうの!ほんと好きだったなあ…あ、今でもやっぱり好きですけど。強くて美人で賢くて優しくて、警察にもギャングにも屈しない女探偵物語。とにかくカッコいいヴィク姐さんが素敵です。お友達のロティさんもタイプです。久々にすっきり爽快なミステリーで楽しく読めたシリーズの第一作目。ちょっと読み続けていきたいですね。
2015/09/18
nemuro
市立富良野図書館から借りた一冊。20数年ぶりに、ロンドンの女探偵、コーデリア・グレイが主人公の『女には向かない職業』(P・D・ジェイムズ)を読んで、当時とは、また違った面白さを感じていたところ、図書館にて本書を発見。2度ほど貸出期間を延長しての読了とはなってしまったが、シカゴに事務所を構える女探偵、V・I・ウォーショースキーが初登場の本書も、やっぱり良かった。奥付を見ると、「1985年6月15日 発行/1994年10月31日」。わが阪神タイガースが見事、日本一に輝いた年の発行だったようだ。
2018/10/15
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