ヴィク・ストーリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 2-9)
ヴィク・ストーリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 2-9) / 感想・レビュー
nemuro
市立富良野図書館から借りた一冊。奥付を見ると「1994年9月30日 発行」。「訳者あとがき」によれば「シカゴの女探偵ヴィクが『サマータイム・ブルース』でミステリ界にデビューしたのはアメリカでの出版が1982年で、翻訳されて日本で出版されたのが1985年」。本書は「10年間に邦訳されたヴィクを主人公に据えた全短篇を網羅した日本オリジナル短篇集」で8篇を収録。いつもは長篇のこのシリーズ。個人的には、今回のような短篇も読みやすくてありがたい。随所で、「仕事はできるが不運すぎる女探偵・葉村晶」と重なってしまった。
2020/02/29
tu-ta
なんか、ココロが疲れてて、本棚にあったこれを手に取った。短編は楽でいいなぁ。3人称の違和感は、それなりに面白かった。いつもはいやだけど。
2019/04/20
はげ太郎
短編のため、ヴィク、あまりブチ切れない。ボコボコにも遭わない。
2016/03/11
yos
短編だけに話が早い。余分なところを削り落として、V・Iらしい責任感や辛辣さがよりシャープに際だっている。V・Iはそもそも愛嬌のある女性とは言い難いが、長編では他の要素に紛れてそれほど目立たなかった厳しさが前面に出て、ちょっと怖いくらいだ。それはV・Iの若さかもしれない。2年前に読んだ『ウィンディ・ストリート』から、いきなり十数年も若返った違和感かもしれないとも思った。そう考えると、V・Iはいい年の重ね方をしているのだなあ。
2009/02/11
しゃな
たまには短編もいいかな。中でも「高目定石」と「マルタの猫」がワタシ好み。
2016/10/18
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