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クロス・ボーダー 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

クロス・ボーダー 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

クロス・ボーダー 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作家
サラ・パレツキー
サヌキ ナオヤ
山本やよい
出版社
早川書房
発売日
2021-09-16
ISBN
9784150753795
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クロス・ボーダー 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 感想・レビュー

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アキ

原題SHELL GAMEとは、いんちき賭博のこと。上巻でフェリックが容疑者となった殺人事件と姪で美人のリノの失踪は、V・I・ウォーショースキーの元夫で弁護士も裏で関わる株売買の詐欺行為に関わるものであった。タフで正義感の塊でもある主人公の女探偵は、シカゴの街を縦横無尽に行動し、胸のすくように見事に解決します。2018年のトランプ政権の頃の移民排斥も絡めながら、シリアの女神像が事件を結びつけるアイテムになります。1982年から続くシリーズものだそうです。面白かった。

2021/12/15

NAO

ようやく事件の詳細が見えてくると、なんと2つの事件の根元は同じだということが分かった。さらに、その事件にはヴィクの元夫で弁護士ディックも何やら関係しているようなのだ。すでに40代、無理のきかない身体になりつつあるのに、相変わらずヴィクの調査はハードモード。襲われても怯まず、不法侵入も平気でしてしまうヴィクのバイタリティはどこから湧き出てくるのか。いつまでまその調子でいてほしいと思う一方、これ以上無理はしないでほしいとも思う。

2024/10/28

tom

ヴィクさん、40歳なんだって。30年も昔に読んでいたときと、少しも変わらぬ年齢。登場人物も、当然のことながら同じ年齢。皆さん、大昔と同じように活躍する。この本を読んでいて、私もヴィクに熱中していた30年昔に戻ったような気分になったのでした。かのボッシュは、時間の経過とともに年も取る。コナリー本は、ボッシュも爺様になってしまったと悲しい気分を抱えながら読んでいるのだけど、ヴィク本は若返る。どうせ読むなら、若返る本の方が楽しいなあと、しみじみ思いながら読了。この本、ヴィクさんがとても元気で頑丈、楽しみました。

2022/03/12

kyoko

今回の事件はいつにも増して複雑に絡み合っていて、これをどう裁くかと思ったらとにかく駆けずり回り、闘い続け、身体を張って解決に向かっていった。ヴィクは若返った。魅力的な人も出てきたし。この調子ならシリーズはまだまだ続きそうだ。楽しみ。

2021/10/14

Masa

読了。本当に、久々のV・Iでした。「ヴィクはいつまでたっても変わらない」なんて言っちゃだめです。すっかり歳とりました。当然です。でも、それがV・Iというか、このシリーズのいいところ。前にも書きましたが、ちゃんと時間が流れてる。みんなと一緒に進んでいけるんですね、V・Iに出会うと。なんと続編もちゃんと翻訳してくれるらしい。山本さんですよね? 次作もV・Iの活躍に期待です。

2021/10/20

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