泥棒はクロゼットのなか (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 10-5)
泥棒はクロゼットのなか (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 10-5) / 感想・レビュー
ずっきん
またしても殺人容疑をかけられ、潔白を証明するために奮闘せざるをえなくなるバーニイ。二作目にしてこのキャラの立ちっぷり。さすが著者の化身。ニヤニヤだらりと余裕こいてると、不意にガツンとクライムノベルを読んでることを思い出させるバーニイのふてぶてしさが非常によろしい。タフでラフな泥棒をスタイリッシュに茶化す文章がたまりません(≧∇≦)そっちが強烈に楽しくて真相とかどうでもよくなってるわーw
2018/06/09
Panzer Leader
前作では侵入したアパートで死体発見、今作ではお仕事中に殺人事件に遭遇と運の無さはドードーマンダー以上の泥棒探偵バーニイの第二弾。会話の嚙み合わなさが面白い殺し屋シリーズとはまた違って、登場人物たちの洒落た会話や掛け合い漫才の様なやり取りが楽しくて犯人捜しはどうでもよくなってしまう。それでも最後は関係者一同を集めて推理を披露という探偵物の王道のような展開もまた良し。まだまだシリーズは続くんで楽しみ。
2018/12/01
くさてる
泥棒探偵第2弾。盗みに入った部屋でクローゼットに閉じ込められてしまった泥棒が、またまた死体を発見してしまう。ゆるいユーモアとコミカルな内容が合っているけれど、少し冗長な感もあり。でもブロックらしさは感じられる内容でした。
2015/12/16
akiko
バーニーシリーズ2作目。またしても殺人犯にされてしまいそうになるバーニー。あちこちに出てくるギャグに笑い。スカダーの話と平行して読んでるが、キャラクターはまったく違うが、それぞれに矜持があり面白い。バーニーは「私が盗むのは金と無生物だけ」!ラストのつぶやきの部分に思わぬ事実もあったり、女性に対するアレコレを言ってるのも笑える! この本の前に読んだスカダーの「一ドル銀貨の遺言」にもでてきたオマルハイヤームの動かぬ指がこの本にも、さらっと出ていた。
2019/07/31
アラフシア
泥棒探偵バーニイ・ローデンバー・シリーズ第2作。かかりつけの歯科医から、別れた妻の家に盗みにはいるよう依頼されたバーニイは、そこでクロゼットに閉じ込められたあげく、帰宅したその妻が殺されるのを聞いてしまう。バーニイのキャラがステキすぎて、心地よいマンネリ感。犯人とかはわりとどうでもよくなってくる。原題"The Burglar in the Closet"
2009/12/04
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