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書斎の死体 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

書斎の死体 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

書斎の死体 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

作家
アガサ・クリスティー
山本やよい
出版社
早川書房
発売日
2004-02-20
ISBN
9784151300363
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書斎の死体 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) / 感想・レビュー

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W-G

隠された事実が露見した瞬間に、人間関係が一変して見える、クリスティのお家芸が遺憾なく発揮されている一冊。ものすごく汎用性の高い芸風なので、これだけで何作も名作をものに出来ているし、実際面白い。メイントリックの方は、現代では使用することが許されない代物で、今の読者であれば真っ先に選択肢から除外するだろうから、そういう意味では見抜くのが困難(-_-;) 場面転換がとても細かく、非常にコンパクトで読みやすいのも良いところ。クリスティの作品全般にいえるが、真相を見抜いたきっかけが曖昧なのだけが少し気になる。

2017/12/18

新地学@児童書病発動中

無関係の大佐の書斎で若い女性の死体が見つかるという意表をついた発端が面白い。さらに若い女性の殺人が起こり、謎は深まっていく。この謎を解くのはご存知ミスマープル。はにかみ屋ですぐ頬を染める人だが鋭い洞察力を持っている。後期の作品にくらべて人物描写に深みがないのは残念だったが、ミステリとしての醍醐味は感じられる作品。さりげない伏線の張り方も見事だった。

2014/06/17

セウテス

【ミス・マープル】シリーズ第2弾〔再読〕。ある朝、マープルの友人バントリー家の書斎で、夫妻を始めメイドたちも誰一人として見知らぬ、女性の絞殺死体が見つかる。夫人の頼みで、調査に乗り出したミス・マープルであったが、翌日新たな女学生の遺体が発見される。マープルものらしい登場人物の何気ない会話から、謎の全体像を描いていくという推理は中々味がある。気がつけばアッサリと解る事も多いのだが、気づかないと他から推理を組み立てる事が、やたら難しくなるのだ。驚愕というのではないが、ある事実が明かされた時、思わずエッとなる。

2020/05/31

Tanaka9999

序文のよるとミステリによくある書斎の死体などを材料にミス・マープル風に料理。最後の謎解きのところで、なるほどあれはこのことの伏線だったのかと、気が付く。なんとなくその体験がうれしい。名前のややこしさで誰が誰だかわからなくなるのも、この本に関しては少なかった。舞台になる場所が少ないのがいいのかしら。

2019/03/07

おか

一作目の「牧師館の殺人」から12年経って 漸くマープルさん二作目^_^やっと本領発揮のマープル。クリスティーの作品の中でも一番読んでいるシリーズだし 映像も何度も観ている。お気に入りのマープル女優はジョーン・ヒクソン(山岡久乃さん吹き替え)他の女優さんより一番私の中でヒクソンがピッタリくる。今回はマープルの友人のバントリー夫妻の書斎にある朝見知らぬ女の他殺体が、、、マープルは人間の心に潜む邪悪さを見抜き 事件を解決に導くのだが やっぱり安心して読めるんですよね( ◠‿◠ )アガサ・クリスティー 好きだなぁ

2017/11/15

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