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死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

作家
アガサ・クリスティー
小倉 多加志
出版社
早川書房
発売日
2004-05-14
ISBN
9784151300585
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死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) / 感想・レビュー

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aoringo

ポアロの中編が四作。それぞれの話が長めなのでゆっくり推理しながら楽しめた。そんなに驚きがあるわけではないのだけど、長編より気楽に読めるのがいい。クリスティの恋愛描写は巧みなので、単純な殺人事件よりも男女の心理合戦が味わえる内容が自分としてはうれしい。なので地味にも関わらず「砂にかかれた三角形」が一番好きです。他人の評価より自分の好みが大事だよね...

2022/01/10

nico🐬波待ち中

アガサ・クリスティの短編集は初めてだったけれど、予想以上に楽しめた。ポアロシリーズもの4作品。どれも短編とあって物語の展開がスピーディでサクサク読めたし、読み応えにも満足。短編だからといってもポアロの謎解きはいつも通り冴えているし、事件の真相もシンプルで理解しやすかった。唯一の難は登場人物表がなかったこと。名前が覚えられず頁を後戻りして確認する作業は大変だった。今回の4編全て、真犯人や事件の真相が大外れで、最後のポアロの解説で驚き、唸ってしまった。また他の短編集も読んでみたい。

2024/06/09

yumiha

4つのポアロ中篇は、どれもBSで見た記憶が蘇った。気に入らないのは、英題が「Muder in the Mews」(つまり「厩舎街の殺人」)なのに、「死人の鏡(Dead Man's Mirror)」のタイトルになっていたこと。英語の(も?)苦手な私、混乱しちまった💦その「死人の鏡」には、サタースウェイト氏が登場。『三幕の殺人』にも登場していたけれど、昨日UPした『愛の探偵』にもクウィン氏の友人として登場していたんだよね。隠れた重要な脇役だったのか?

2022/08/23

優希

ポワロ短編もの。どの短編も切ないラストが待っているのがやるせ無かったです。ポワロの活躍は相変わらず冴えていました。短編なので込み入った感はなく、素直なミステリーになっていると思います。

2024/02/20

みっぴー

ポアロの中篇が四作品。うち、一作は別のタイトルで既読、一作は、某長篇のプロトタイプ。『厩舎街の殺人』あれもこれも、全てが伏線だった。なるほど、うまい。『死人の鏡』かなりロジックが複雑に感じて、ストンと落ちず。ノートに図を描いてみましたが、やっぱり??となります。犯人の正体や、殺人の動機にはハッとさせられました。やっぱりポアロシリーズはどっぷり長篇で楽しみたいのですが、未読は『象は忘れない』と『カーテン』のみ。勿体なくて読めない((T_T))

2018/09/18

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