海浜の午後 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
海浜の午後 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
海浜の午後、患者、ねずみたち の三部作になっている。 海浜の午後では、以外なところで警察官が登場する。 煮え切らない若者は、最後には自立する方向で歩み始める。 時期がくれば、すべてが動き出すことを表現したかったのだろうか。 上演するとすれば、時間の流れを感じさせる音楽を背景に選びたい。
2012/04/29
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戯曲短編集「海浜の午後」「患者」「「ねずみたち」の三編。クリスティらしさは出ているものの、あまり面白くなかった。強いて言えば「患者」が良かった。今までに読んだ一冊一話の戯曲仕立てが良かっただけに、残念だった一冊。劇場で上映されたものを観たら、もっと面白いのかもしれない。やっぱりクリスティは長編の方ががいい。
2019/04/09
花乃雪音
『海浜の午後』『患者』『ねずみたち』、それぞれ全1幕の戯曲を3篇収録。『患者』は何者かに襲われバルコニーから転落するも一命は取り留めた女性が麻痺状態ではあるが意識がはっきりしているため電気装置によりこちらの質問にブザーで答えることで犯人を探り出す。一読してこの話の肝となる部分が言及されていたか再読したらたしかに書かれていた。しかし、舞台で本作を見ていたらやはり同様の印象を持つものの確認することができないため、もやもやしたまま舞台を見終えることになりそうだ。
2020/07/26
Kircheis
★★☆☆☆ クリスティ作の戯曲三幕物。 表題作「海浜の午後」は、ドタバタ喜劇でテンポの良い小品だが、これはビキニの美女やタオル一枚でのお着替えシーン含めて劇場で見ないと面白さは激減する。 「患者」は、三作品の中で1番面白かったが、オチも犯人もすぐに予想がつくし、特にひねりのある話ではない、普通のミステリー劇。 そして、「鼠たち」は申し訳ないけど物話としても劇としても駄作の部類だろう。 安定しておもしろかったクリスティ戯曲集の中では珍しくハズレだと思う。
2018/11/11
いっくん
戯曲集6作目。一幕ものが三編。『海浜の午後』ネックレスの盗難事件。どこかにヒントとかあったかな?『患者』これは良かった!サスペンスに満ちて、フェアで、尚且つ面白い。もっと長くても良かったのになぁ。『ねずみたち』いまいちノリきれなくて。初めは何の話かわかりませんでした。読むのと舞台で演じられてるのとはだいぶん違うんでしょうね。兎に角、『患者』が面白かったので楽しめました(^_^*)
2019/06/08
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