シタフォードの秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
シタフォードの秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) / 感想・レビュー
Kircheis
★★☆☆☆ 正直言って犯人もトリックも早々に想像がついてしまった。 しかし動機にはびっくりさせられた。何やら人間の汚い部分を見せつけられた気がする。 冒頭の怪しい降霊術や、閉鎖的な寒村という舞台など好みの設定も多く、決して面白くない訳ではないのだが、ヒロインのエミリーが小悪魔と言うより、単に性格の悪い女だと感じてしまい、評価を下げた感じだ。 また、エミリーのフィアンセであるジムにも全くと言っていいほど魅力がなく、せっかく事件が解決してもカタルシスは一切感じなかった。
2018/12/03
aoringo
降霊術によって示された人物が本当に何者かによって殺されてしまう!結末はあまりにも平凡なトリック。だけどその時代の雰囲気を味わうことができるし、美人で頭が良くて行動力もある魅力的なエミリーに好感が持てた。彼女が、どこがいいのか分からない駄目男に尽くすのがこの作品の一番の謎だった気がする。
2019/10/12
yumiha
雪に閉じ込められたようなシタフォード荘で行われたテーブル・ターニング(日本で言えばこっくりさんのようなもの)で殺人の予言‼またまたオカルトチックやん。そして、どの人もみな怪しげな行動を取るんですわ。でも真っ先に被疑者として考えていた人物が犯人だった。でも、その動機も方法も全くわからなかった💦ラストで明かされてみれば、動機も方法も、ちゃんと書かれていたのに思い浮かばなかったのが残念。またしてもクリステイーのミスリードに乗せられてしまった💦
2021/11/18
Tanaka9999
降霊会で予言された人が殺される。という展開なんだが、犯人として疑われ逮捕される婚約者が、知り合った新聞記者と共に探偵を実施する。婚約者の探偵術がなんか人を騙す(ではないが)技術ですごい。しかし、最後は一気に解決に向かってしまう。そんな伏線あったっけ、と感じてしまう。が、まぁそういうものかとは感じられる。
2020/01/11
ごへいもち
何度目かの再読。暑い夏にはぴったりの雪景色の装丁が嬉しいけど頭が溶けて字面を追うだけになってしまった。ステキな表紙絵もあまり効果なかったかもw。犯人も犯行方法もとりあえず記憶にあったけど動機はすっかり忘れておりました。他版のタイトルはハーゼルムアの殺人
2012/08/23
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