葬儀を終えて〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 25)
葬儀を終えて〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 25) / 感想・レビュー
aoringo
資産家の老人の葬儀の場で「だって彼は殺されたのでしょう?」の一言から親族たちに波紋が広がり、殺人事件へと繋がる。みんながみんな怪しくみえて犯人は結末まで分からなかった。でもさすがポアロは小さなことまで見逃さなかった。いつの時代もお金は人を狂わせる。クリスティの人間描写は今回も秀逸でした。それにしてもポアロの偽名、ミスター・ポンタリエって何かかわいくない?
2022/03/08
nuit@積読消化中
つい最近、キングを読んでて手斧で滅多斬りに、ウヒョー!となっていたが、クリスティーでも手斧で滅多斬りの殺人鬼登場にびっくり。そしてまさかの意外な犯人。これ、メイントリックは映像化ではどうなっているのか?個人的にはMI6のようなミスター・ゴビーがお気に入り。
2020/11/25
ann
学生の頃から読んでるクリスティ。出来ればポアロで。時々ミス・マープルで。パーカー・パインもいい。著作が多いから「読めない時」にはクリスティが定番。今回も定石とわかりつつ存分に楽しめた。
2021/01/13
優希
ポアロもの。無邪気な一言がきっかけとなって起きる殺人。一族の葛藤の中でポアロが見たものが事件の鍵だったのでしょうか。シンプルな中の意外性が面白い作品でした。
2023/12/11
ルカ
クリスティーの作品の中でも 王道ミステリーの傑作 睡眠中急死したアバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり 末の妹コーラが口にした無邪気な一言 だって彼は殺されたんでしょ? 翌日コーラは手斧で頭部を見るも無惨に砕かれ死亡した。登場人物のキャラ 伏線 トリックが見事だと思う。犯人は意外な人物だった 家政婦ギルクリストには動機がなかったから 黒幕だとは思わなかった。
2023/08/11
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