異形の花嫁 (ハヤカワ・ミステリ文庫 オ 2-8)
異形の花嫁 (ハヤカワ・ミステリ文庫 オ 2-8) / 感想・レビュー
こぽぞう☆
女の心を持つ男であるボーの一人称で物語は進む。犯人は誰?のドキドキよりも、ボーの破滅的な恋に心惹かれる。
2016/06/18
skellig@topsy-turvy
トランスセクシャルの主人公ボー(ボードワン)が娼婦連続殺人事件に巻き込まれていく。ミステリとしては少し冗長な印象で、展開も意表をつかない。主人公は熱烈片思い中だけど、それにしても人物的に少し曖昧かな…。娼婦やゲイ、人体装飾マニアの女の子など周りの人物が楽しい。
2013/06/23
歩月るな
犯人捜しの物語とは曰く言い難い雰囲気がある。ネットカフェなども存在しており先進的なようでも、まだ前世紀末の世界観である、と言える。一人称視点でのいわゆるハードボイルド的な作風でもあるので、逆に犯人の物語を想起しにくくなっている。常に追いかけられているかのような感覚は見事でもあり、様々な人間関係を読むだけでも面白さはあるが、同時に目くらましとしても優秀。未知なる情報が多すぎて脳みそがオーバーヒートしそうになるよう。ここで先程の「犯人の物語」としての表現技法が、より直接的になるのが次の『死の仕立て屋』である。
2019/10/14
kero55
ヒロインが、トランスジェンダーのお姉さま、しかもモラハラDV男が好きというダメンズウォーカー設定。そして残虐殺人事件が~というところで、もう目が話せなくなりました。 ミステリとしても色々どんでん返しがあり、えっ?て思ってしまった。 この作者さん、かなり癖になりそうな感じです。
負け猫
悪くはないんだけど、いまいち。あえて読まなくてもいいかも。恋愛、ミステリー、どちらにおいても中途半端な感じで、あまり引き込まれず。
2013/02/21
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