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復讐の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ヘ 6-2)

復讐の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ヘ 6-2)

復讐の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ヘ 6-2)

作家
オットー・ペンズラー
ローレンス・ブロック
田口俊樹
出版社
早川書房
発売日
2001-01-01
ISBN
9784151710520
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復讐の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ヘ 6-2) / 感想・レビュー

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くさてる

「復讐」をテーマにしたアンソロジイ。やはり、ジョイス・キャロル・オーツ「第二級殺人」の語り口が圧倒的で引きこまれる。「父親の重荷」は最後の一文でようやく何の話か理解し、息を飲んだ。その騙されっぷりがミステリと言える感じ。他には、読んでいる間ずっと落ちつかなかったが、この最後ならよし、と思える「恐ろしい男を消しされ」と、まさに「復讐」の物語である「アンジーの歓び」、後味の悪さは一級品な「言えないわけ」が印象に残った。

2012/05/07

madhatter

再読。「復讐」を描くならば、余程のことがなければ、復讐者側が「何をされたか」がきちんと書けていなければどうしようもないし、そうではない作品も幾つかある。しかし、総じて、胸がすくのう…と思ってしまった私は、完全に駄目人間である(笑)。ただ、さあ、自分の身の安全よりも、他人の不幸の方が大事になる瞬間てあるだろ?あるよねえ?(哀願)そんな願望を満たしつつも、復讐者が身の安全を全うしている作品も多く、作品の良し悪しよりも、我が身に状況を置き換えながらのカタルシスを楽しんだ読書であった。

2012/04/24

キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言

オットー・ペンズラー編 2001年4月10日

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