殺しのグレイテスト・ヒッツ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 15-1)
殺しのグレイテスト・ヒッツ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 15-1) / 感想・レビュー
GAKU
私大好きな作家ローレンス・ブロックはじめ海外のベテラン、ベストセラー作家から新人作家まで、『殺し屋』を主人公とした15の短篇集。オープニングは私大好きなローレンス・ブロック「殺し屋ケラーシリーズ」からの一篇。こちらのみ再読ではありましたが、やはり良い味出してます。その他の短篇も、一捻りあり、どんでん返しあり等々楽しく読ませていただきました。ただ『殺し屋』が主人公ということで、もっと派手な殺しの場面、アクション場面等期待していたのですがそこは少なめ。⇒
2018/11/19
アーちゃん
積読本消化。2007年発行。「殺し屋」をテーマにした15篇のアンソロジー。描写が残酷でホラーに近いものから、後味の良いものにどんでん返しの結末のものなど様々で、実はいつ購入したかも覚えていないくらい前から家にあった本なのですが、読み始めたら結構粒ぞろいで面白かったです。「おれの魂に」「章と節」が特に好み。
2018/07/03
紅はこべ
殺し屋さんもの15篇。お馴染みはブロックのケラーさんだけ。ディーヴァーのオチは面白かった。
2014/09/27
くさてる
いわゆる「殺し屋」をテーマにした15の短篇アンソロジー。ブロックは既読でしたが、それ以外はあまり読んでいない作家の作品ばかりで新鮮に楽しみました。女囚2人の騙し合い…と思わせておいての仕掛けが鮮やかな「ミスディレクション」(バーバラ・セラネラ)、依頼を受けるまでの殺し屋と依頼人の息詰まるやり取りが実に偏執的で面白かった「隠れた条件」(ジェイムズ・W・ホール)がとくに良かったです。
2015/01/20
Panzer Leader
編者が述べているように、少なからず好意・好感でさえ持てるような殺し屋を主人公にしたアンソロジー。中にはそう思えない主人公もいるが、ケラーさんを始め魅力的な殺し屋たちが登場する。彼らを主人公にした長編/短編があればぜひ読みたいと思える作品が目白押しでした。 作品として面白かったのは、若いけれども腕は超一流の殺し屋と戦場カメラマンが出会う「回顧展」、力技が得意な単細胞の殺し屋と頭の切れる仲介人の「仕事に適った道具」、証人保護プログラムで別人になっている元ストリッパーを狙う「売出中」 など。
2015/03/15
感想・レビューをもっと見る