レイン・フォール/雨の牙 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ア 15-1)
レイン・フォール/雨の牙 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ア 15-1) / 感想・レビュー
白玉あずき
出土品。あまり期待はしていなかったのに、意外と読ませるではないですか。自然死に見せかけて殺してくれるという凄腕殺し屋さんが主人公で、ハードボイルドの見本的作品。典型的、教科書的、計算し整然と構築された筋立て。殺し一件、一千万円強らしい。日本の警察を過大評価しているかもですが、それはご愛嬌。
2016/09/05
読書らいおん
日本を舞台にした、静かな殺し屋レインの物語。ところどころアクションはあるものの、それより東京での日常や情報収集、主人公の心理描写が印象的だった。ここまで地味で慎重な主人公は初めてかも。それゆえアクションシーンとの対比ができて良かったですね。なんか海外ドラマの「デクスター」を読んでるようでした。最後は切ない幕切れ。うん、「雨の牙」って良く考えられたタイトルですね。
2012/03/24
いうああお
日本の描き方に違和感なく、暗殺者、CIA、スパイ、裏社会の支配者等が満載のエンタテイメント性に富んだ作品。楽しく読めます。尾行の説明とか面白く、どっかで使ってみたいな(笑)
2009/05/18
ワッピー
一見さえない日本人に見えるアメリカ人の殺し屋という設定は面白い。たまに首を傾げる描写はあるものの、楽しむことができました。
2011/06/19
hosakanorihisa
ガジェットディテールの細かさがSFぽくて好き。
2009/04/01
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