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グレアム・グリーン全集〈6〉ブライトン・ロック

グレアム・グリーン全集〈6〉ブライトン・ロック

グレアム・グリーン全集〈6〉ブライトン・ロック

作家
グレアム・グリーン
丸谷才一
出版社
早川書房
発売日
1979-12-01
ISBN
9784152003065
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グレアム・グリーン全集〈6〉ブライトン・ロック / 感想・レビュー

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NAO

自分はいっぱしの人間だと信じ込み、妬み、自分を馬鹿にする者に異常なほどの憎しみを燃やし、俺がこのまま終わると思うなよといきがる。17歳という若さゆえの、ひりひりするほどのピンキーの傲慢さ。邦題のブライトン・ロックは、ブライトン名物の棒飴。どこをかじってもブライトンという文字が出てくる金太郎飴のようなものだろうか。それは、一度不良になったら二度と違う生き方はできない、ボスが死んだからと言って別な男の配下になどなれないというピンキーの生き方を象徴しているようだ。最後の方で売っている飴が折れていたのも暗示的。

2018/04/17

Ryuko

ブライトン・ロック。切っても切っても同じ金太郎飴。少年の中の悪が切っても切っても変わらずに同じなのであれば、少女の中の善(愛)も変わらずに同じであってほしい。

2017/06/02

きゃれら

1987年11月の四版。そんなに増刷するなんて売れてたんだなあ。大きな書店にグリーン全集そろってたものな。消費税3%のシールが貼ってあるから、買ったのは1989年以降という積読本。物語の構造はシムノン「雪は汚れていた」に似ていて、比べてみたい気もするが、読み直すのは気が重い。丸谷さんの訳語が今の言葉とはずれているせいで引っかかることが多くて読みにくく、正直消化不良だ。グリーンさんの文体も自分には合わないのかもしれない。

2023/09/25

あや

若い2人のことは、放っておいてあげようよ…。余計なお世話はやめてさ、ね?と、おばはんに突っ込んでしまう一編。せっかく競馬で当てたんだし。 グリーンお定まりの「追う者」「追われる者」の構図がどこか作為的な部分が気になるものの、スリリングな筋の運びに引き込まれる。さすが。

2014/05/25

ゆりっぺ

1999年9月24日

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