レ・コスミコミケ (海外SFノヴェルズ)
レ・コスミコミケ (海外SFノヴェルズ) / 感想・レビュー
イコ
SF風味の奇想譚。ただ奇を衒っているってだけで済まないのがイタロ・カルヴィーノ、Qfwfqじいさんの法螺話にしてはインテリ過ぎる短編で頭がどっかに持ってっかれる。スケールが馬鹿でかいのがいいけど、これはSFでは無い気がする。
2024/02/29
aki
読んだときはカルヴィーノ作品の出版が続いており、この作品、河出の『柔らかい月』、晶文社の『まっぷたつの子爵』と続けざまに読み、著者の奇想に驚かされたものだ。『柔らかい月』と並んでカルヴィーノで一番好きな作品。スタニスワフ・レムの「航宙士トルルの物語」とも共通する宇宙的スケールのほら話だが、理系出身(農学部卒)らしく、「しっかりしたほら話」に仕上がっている。
2017/10/28
感想・レビューをもっと見る