アーサー・ミラー全集 (2)
アーサー・ミラー全集 (2) / 感想・レビュー
tekka
「橋からのながめ」は家父長制の行きつく先をこれでもかというほど醜く描いているのが秀逸。結婚の自由の侵害、同性愛嫌悪、移民差別、どの行為にも無知と幼稚さが滲み出ているが本人だけがそれに気付かない。「るつぼ」に関しては、戯曲ではなく小説で読みたかったというのが正直な感想。
2022/11/04
Moish
『橋からのながめ』と『るつぼ』を収録。良心と不寛容、新旧の衝突、そして宗教をめぐる戯曲の、静と動のカップリング。アメリカでしか生まれなかっただろうけど、テーマは普遍的。
2013/08/24
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