引き潮のとき 第1巻
引き潮のとき 第1巻 / 感想・レビュー
山口透析鉄
眉村卓氏の最長の小説、大学生の頃に生協で本を注文して購入し、読みました。 貿易ブロック化を阻止せよといった任務でキタは故郷の惑星に赴任するのですが……長期連載で読み応えはありましたが、正直ちょっと長くなりすぎて、単行本全5巻でもきっちりは終われなかったかな、との思いがあり、文庫本にもなっていないので、そのままになっていますね。 本、実家にはあるはずですが、どこにあるのやら、ですし、司政官シリーズのラストでも、もうひとつだった感は否めず、再読もしていないのです。ちょっと残念ですが。
1992/01/04
スターライト
〈SFマガジン〉に長期連載された眉村卓の〈司政官〉シリーズに属する一大長編。遥かなる未来、人類は宇宙に進出し数々の星を開拓、植民。連邦経営機構を形成し、各惑星には司政官をトップとする司政庁を置き、統治していた。しかし一世紀以上経過した今、かつてのような威光を司政官は失いつつあった。待命司政官として遊民的な生活を送っていたキタ・PPK4・カノ=ビアはある日、情報官に呼ばれ担当する惑星の名前を告げられる。それは自身の出身惑星であるタトラデンであった。第45星区のブロック化阻止の密命を帯びたキタ。次巻も楽しみ。
2023/02/06
タコ星人
これまで優秀だった優秀すぎたSQ1が、ここにきてポンコツ感……。ズレたロボットは愛嬌があるが、ずれた官僚はむしろ怖い。だが、制度初期から司政官が気付いていた矛盾のせいで機能不全に陥っている可能性もあるのか。先が気になる。
2024/03/06
kuma-kichi
新米司政官が出身惑星に派遣された。いろいろ問題含みっぽいがそれはこれから。しかし、これが5巻まであるのかー。すごいな。
2016/02/11
さては南蛮チキン
全巻読了。 オールタイムベスト級に好きな『消滅の光輪』を読んでからシリーズにハマり、『司政官』ももちろん読んだ。古い本だけど、どちらも単行本やKindleにあるから読むのは容易だったけど、この本だけはなぜかいつまでも復刊されない。ゆえに本の存在に気付くのに10年以上もかかってしまった。 待望のシリーズ。そしてシリーズの完結編として期待に読み始めたが...結果はウーン。これは長すぎる... 長いほど司政官の話を読めるのだから断然ウェルカムな姿勢になれるのだけど、長さに対して話の展開がなさすぎる。。。 →続
2023/12/10
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