性の囚人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
性の囚人 (ハヤカワ・ノヴェルズ) / 感想・レビュー
fritzng4
小説かと思ったら思索の旅だった。観念的な性についての本を漁っていた学生時代に買ってそのまま放っていた本だったが、寝かせているうちに更にとんでもなく古臭くなっていた。発表からちょうど50年、ウーマンリブ運動の著書を引用してはネチネチと斬り込んでいく男尊女卑的な思想がいま読むとなかなかに受け入れられない。ノーマン・メイラーなんて初めて読んだが最悪の出会いだ。『裸者と死者』も読む気が失せた。
2021/07/17
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