書斎の旅人: イギリス・ミステリ歴史散歩
書斎の旅人: イギリス・ミステリ歴史散歩 / 感想・レビュー
本木英朗
読むのは2回目。英米翻訳家の宮脇孝雄が特にイギリスを中心にして論じたエッセイ。古くはコリンズ、ディケンズ、ドイルなどかたクリスティ、セイヤーズ、バークリーなどの黄金時代、サラにイネス、ブレイク、クリスピンなどの40年代作家を経てP・D・ジェイムズなどの(当時の)現代作家までいろいろ読めてすごいわ。しかしやっぱりシモンズのことがよく書かれてあり、フランシス・アイルズ(つまりバークリー)からの流れがいいなあ。宮脇さん、さすがだよ。
2019/01/20
tomo6980
例えばH・Mがヒズ・マジェスティの略であること、だからこそあの探偵にドタバタを演じさせるとか、こういう先生の問わず語りみたいなエッセイには小さな発見がいくつもあって嬉しい。「若い恋人同士は犯人にならない」という不文律を破ったクリスティの作品はアレ、ですな。確かにあれはよく覚えている。イギリスミステリを読みたくなる。というわけでイネスの「ある詩人への挽歌」を読んでます。
2016/01/24
hina
先日のイベントでタイトルが挙がったうちの一冊。届いて気づいた。これ、新刊のときに読んでる。でも中身は半分以上忘れてた。すみません。
2014/02/01
Dirty Boulevard
ジュリアン・シモンズという人は探偵小説の最良の紹介者の一人であるということがわかった。
2012/12/19
timeturner
読みたい本がまた増えた。
2011/11/09
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