最後の刑事 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
最後の刑事 (ハヤカワ・ノヴェルズ) / 感想・レビュー
SOHSA
《購入本》ラヴゼイ作品は初読み。何かの折りにタイトルを知り、いつか読んでみたいと思っていたところへ突然、本書との出会いに恵まれた。物語は緩やかな始まりから徐々に速度が上がり、最後はこれでもかというスピードで、ついていくのがやっとだった。最後の刑事という語句には何やらほろ苦い響きを感じる。それが時代の移り変わりとは言え、やはり昔気質の作者あるいは主人公にとっては一矢報いたいのだ。
2016/07/05
慧の本箱
イギリスの古都バースが舞台でピーター・ダイヤモンド、50代、警視。短気で自分の捜査方針を余り部下に知らせず、頑固でハイテクなものには頼りたくない、誇り高き昔気質の刑事。また世渡り下手で上司の受けも悪く、プライドの高さでで辞職してしまう。偏屈で仕事一辺倒かと思いきや、妻ステファニーとはとっても仲が良く、子供はいないが2人共とても子供好き。そんな彼のシリーズ第一作目。
2016/02/09
tai65
星5つ
2020/01/12
Tsutomu Yamamura
殺人事件がひとつ。アメリカの連続猟奇殺人をめぐる的なミステリーとは全く違う小説です。主人公のユニークさ、事件に関わる人々の生き様などを、作者独特のテンポ、語り口で読ませます。これは、面白い。
2016/10/02
慧
★★1/2
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