冒険小説論: 近代ヒーロー像一〇〇年の変遷
冒険小説論: 近代ヒーロー像一〇〇年の変遷 / 感想・レビュー
Gen Kato
再読。未読の作品群がまだまだ山のごとくあることを再確認。とくに日本の戦前伝奇小説はぜったい読まなくては(広げた風呂敷たためないのが魅力ってすごいよねw)。海外も国内もざっくり19世紀末から80年代までの流れがわかる労作。90年代以降の動きも知りたい読みたい(続き出ないかなあ…)。
2019/11/10
fff
長かったが毎日少しずつ読んで、たったいま読了。面白かった。特に第一部の欧米編(英米仏)は前世代の作家から影響を受けながら時代に合致したヒーローがいかにして生み出されたか、その100年の歴史が精緻な作品分析によって読み解かれていく。日本編は個別の作家論、ジャンル論っぽくなってしまったのが残念。日本では冒険小説の伝統がなかったという事情から、ヒーロー小説の役割を担っていたのが伝奇小説だったらしく、これから伝奇小説も読んでいこうと思った。
2015/10/24
慧
★★★
2009/04/18
慧
★★★
つちのこ
新刊で購入。1994.1.10読了
1994/01/10
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