ゴールデン・オレンジ (ハヤカワ・ノヴェルズ)
ゴールデン・オレンジ (ハヤカワ・ノヴェルズ) / 感想・レビュー
bapaksejahtera
加州南部オレンジ郡が舞台。警察官の主人公は勤務中の事故で退職したが、妻に逃げられ酒に逃避する。署長の斡旋でフェリーの操縦職に就いたが、港祭りの日に酔って酷い事故を起こし新聞沙汰になる。彼に何故か金持ち女が誘いをかけ、二人は良い中になる。刑事として優秀だったが生一本で融通の効かぬ主人公。その酒癖に付け込み仕掛けられた罠。リゾート地で金と暇を持て余し、大金持ちを引っ掛けようとする女達、港の酒場と特異な酔っぱらい連。面白いが大きな事件がないまま、読者は引っ張られる。最終場面主人公の心意気に共感するがやや疲れた。
2024/07/26
030314
養老孟司氏の「ミステリー中毒」の中に「出来が良い」と評されていたので読んでみた。筋の結末は意外な展開でおもしろいのだが、アメリカに住んだ経験がない自分には、風景の描写があっても想像ができない。ジョークも、翻訳ものではわからない。やっぱり、文献を読むのワケが違う。
2023/08/12
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