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愛されない子: 絶望したある生徒の物語

愛されない子: 絶望したある生徒の物語

愛されない子: 絶望したある生徒の物語

作家
トリイ・ヘイデン
Torey L. Hayden
入江 真佐子
出版社
早川書房
発売日
1998-10-31
ISBN
9784152081964
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愛されない子: 絶望したある生徒の物語 / 感想・レビュー

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caramel

「シーラという子」が良かったのでこちらも読んでみましたが、発売された順番が分からなくてかなりすっとばして選んでしまったようです。でもこちらもトリイの暖かさが感じられて良かったです。子供だけの話かと思っていたら、その母のラドの事も多く描かれていて、共感するところもありました。こういうお話はその現場にいた人しか中々分からないことばかりだし、貴重なお話を聞けたような感じでとても好きです。他の作品も読もうと思います。

2022/08/04

ペルー

実際は2000年に読みました。昔の読書記録が出てきたので、追加。この教室では主人公が1つに絞りきれていないようで、内容が全体的に薄まってしまったかのよう。でも人生っていつでもいくつでもチャレンジなんだって気がする。

ことり

賛否両論あると思うが私の好きな本。たった一年でこれだけの事が出来たという点で感謝する家族もいただろうし、「うちの子は変わっていない」と不満を抱えている家族もあるだろう。しかし何よりラドブルク(女性助手)が、自らの精神的補助を求めていたのにも関わらずトリイと一緒に子供達に素で接せる事が出来、そして最後には自らの問題を克服したのが素晴らしかった。ただ毎度トリイの本を読むたびに思うのだけれども子供達の問題がもう少し好転するまで見てやれないのだろうか。 何にせよ疑問が満ち満ち溢れているがそれでもトリイが好きだ

2012/12/11

カッパ

感想を書いていた人がいたので読んでみた。愛されない子のメインはラドだと思う。おそらく脳の機能障害があり、親子関係が不安定だった彼女はとてもうつくしかった。そして、博士でもあった。しかし、彼女はアルコールに依存し子供と同じように苦しんでいた。トリイとのやりとりや夫との対立をへて失敗もありながら立ち直っていくすがたには勇気をもらえる。

2023/04/21

くまこ

情緒障害児クラスの日常がとても興味深かった。タイトルから児童虐待を連想したが、必ずしもそうではなく、人と人との触れ合いを描いたヒューマンドラマだと思う。愛されない人間なんてこの世に一人もいない、というメッセージとして受け止めた。アルコール依存症の実態についても克明に書かれていて、共感するところが多かった。

2012/07/10

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