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待ち暮らし

待ち暮らし

待ち暮らし

作家
ハ ジン
Ha Jin
土屋京子
出版社
早川書房
発売日
2000-12-01
ISBN
9784152083227
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待ち暮らし / 感想・レビュー

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みーなんきー

この作品すごく好き。ワイルドスワン以来の中身の濃い、筋書きのしっかりした作品でした。図書館で洋書を見つけたことから日本語訳版を知ったのですが、2000年に発行されていたとは…。男性目線から結婚を描いた本作品。女性はどんな風にすれば幸せに生きられるのかしら?と何度も心に問いかけながら読みました。賞を受賞するのも納得の骨太作品です。

2016/07/23

バナナフィッシュ。

語る力があるなあ。派手な描写もなしにここまで読ませるのってすごい。ほんといい作品だと思う。こういう状況って日本にはないけど、主人公、林の気持ちだけは理解できる。小説だからできる時間の重み。映画のようにシーンを手軽に変えるのではなく、その人本人に寄り添って人生を掴み取る。それって小説の強だし素晴らしい点の一つだと思う。最後の場面、誰も間違っていないからこそ余計にズシンと心にきたよね。

2016/09/09

りつこ

劇的な話が展開したり、魅力的な登場人物が走り回らなくても、こんなにも面白い小説になるのか。決して心躍るようなストーリーではないのに、読書の悦びに浸れた。素晴らしい小説。

2011/02/03

ori

やーー。とにかく読んでる間はずっとイライライラ、、辛気臭い!自業自得やん!身から出た錆!など色々思いつつ。まあ面白かったけど最後はある種ホラーだな、彼にとっては。自ら招いてるんだけど。これは「冷静と情熱のあいだ」みたいに女性視点バージョンも読みたいな。 こういうノーと敢えて言わないのが優しいみたいになってる男の人って結構いるよね。それが一番残酷だし冷たいし勝手なのに。 洋書で読了。Waiting。

2019/06/03

ロピケ

文革、北朝鮮映画、赤脚医生…。この間読んだダイ・シージエの『バルザックと小さな中国のお針子』と描かれている時代背景が重なる。待ちに待って、待っている間も、後も何のために、何を待っていたのか、主人公には自分のことながら全く分かっていなかった。ヒントは途中で沢山あったのに。自分勝手とも思える主人公ではあるが、その性格は憎めない。物事に流されてこういう結果になってしまったのだ、ということに尽きる。一体、どうやってこの話は結末を迎えるつもりなのだろうと心配したが、とても温かな場面で締めくくられた。

2010/12/13

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