五人姉妹
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五人姉妹 / 感想・レビュー
はやしま
『永遠の森・博物館惑星』の後日談があるということで手に取ったが、本来SFがあまり得意でないからか、作者の初期の短編集で肩に力が入ったような作品が並んでいるからか、正直読みづらかった。6編中良かったのは表題作と「箱の中の猫」。後者は国際宇宙ステーションと地球で遠距離恋愛・通信するカップルのそれぞれのいる時間がずれていってしまう物語。読みながら頭の中でBruno marsの「Talkin' to the Moon」が流れていた。
2021/03/26
ミーナ
ヒューマンドラマSF短編9編。かなり以前に別のアンソロジーで読んだ「箱の中の猫」がすばらしく、どうにも再読したくて。どこかで見かけたことがあるようなお約束的結末だけれど「ホールド・ミー・タイト」、「KAIGOの夜」がおもしろかった。そして何と言っても「箱の中の猫」。突出している。内容はよく憶えているのにそれでも号泣してしまう。けなげな優佳の気持ちが凝縮されたラスト2行がとても好き。
2015/07/21
もぐ
図書館本。ゆっくり、しっとり、大切に読書する時間がもてた。各話とも読後の心にほんの少しの質量が残る。遠い未来からだから、素直に受け取れるのかもしれない。世界の美しさ、哀しさ、変わらないこと。幸せな読書だった。菅浩江さん追いかける所存。
2020/11/11
ホレイシア
この方、短編上手。特に目新しいテーマとかはないが、読後感、満足。
2008/05/08
そのぼん
近未来の科学技術が発達した世界を描いたSFファンタジーでした。ちょっとブラックテイストの作品もあったけど、全体的には優しい感じのする作品群だったので、よかったです。
2011/12/25
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