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海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

作家
小林泰三
出版社
早川書房
発売日
2002-05-01
ISBN
9784152084187
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海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) / 感想・レビュー

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神太郎

一年に一本は小林泰三って言うくらいにその世界観が好きな作家。しかし、今作の小林泰三は清らかなので思わず「綺麗すぎる!」と叫んでしまった(笑)しかもこれまた正統派SFで良いじゃないか!って叫んでしまった表題作は本当に良いできである。いやぁ、この作者、個人的な「好き」のポイントを良くついてくれる。「独裁者の掟」「門」も王道。「でしょうね」な展開なんだけれども「活かし方」が上手い!改めて邪道も良いけど王道テンプレ、これが一番強い。拍手です。

2018/03/25

nanasi

読了。夏休みに読みました。

2014/09/01

田氏

量子力学だとか相対性理論だとか、そういう分野の解説書を(生活に全く役立たないというのに)しばしば読んできたのは、この本を読む準備だったのかもしれない。ラグランジュ点だとかホーキング放射とか、波動関数の収束とか事象の地平面とか、血がたぎる物理ワード満載のハードSFだった。で、ハードSFゆえの珍妙奇天烈な世界観だけでも濃いめの味付けなのに、うぎゃああ、してやられたあ、と言わんばかりの著述トリックありの、これはまさか?来るか来るか?来たあああ予想通り!って、ええぇ?みたく煙に巻いたりの。大変美味しく頂きました。

2018/11/01

あまね

ン十年ぶりのハードSF。我々とは違う理(ことわり)で成る世界。その背景や現象を、科学用語が散りばめられた文章から思い描こうとするも、文系脳の私には難しかった(^_^;) それでも、人の営みや思いはどんな世界でもそれほど変わることはない。ある種のファンタジックなラブストーリーとして、十分楽しめた。…それにしても、電卓で何をどう計算すればいいのか、わかった読者の方、おられますか?(笑)

2016/06/24

きなこ

超ハードSF短編集。表題作のみ既読。他は初読。物理・化学の知識がないと理解できない。化学・物理が苦手な自分には全く理解できない所が多々…。オマケにその説明が長く、世界観をイメージすることさえ難しい話も。しかしどの話もロマンチックな要素がある。特に、『海を見る人』と『門』は素敵。初読の時は、この不思議すぎる世界観とロマンチックな恋のギャップにやられた。年を少し重ねたせいか、以前よりときめかなかったけれど切ない終わり方がとても好き。本当に好き。『門』もラストが納得の作品。ありがちだけど、そこが良い。

2016/06/17

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