ノルンの永い夢 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
ノルンの永い夢 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) / 感想・レビュー
のりべぇ
2002年の出版。物語は2001年にSF新人賞を受賞した兜坂亮は高次元多胞体からなる時空論を書いた本間鐵太郎を調べていく、又1936年のドイツにやってきた若き本間鐵太郎。時空は、因果律は修復できるのか。時間は繰り返されているのか、平行宇宙を旅しているのか。記憶の混乱モノは一時期日本SFに多かったような(神林とか)懐かしい感。第三者も多く体験するのはあまり記憶してないかな。最後に待つ老婆と老爺は幸せになれたかな・・・
2022/02/20
ひさか
再読。2002年11月刊。書下ろし。高次元多胞体による時空改変を行う男の物語。終盤近くの多世界表現が秀逸。しかし読むのにとても疲れました。
2015/08/11
kuma-kichi
並行して語られる、違う時間のストーリーが、一人の天才科学者を中心に交差する...のだが、このラストはちょっといただけない。
2021/02/20
ろくら
登場人物がみんな魅力的だった。世界観にも引き込まれたし、スムーズに読み進められた。ただ後半の畳み掛けに対する理解は追いつけなかった。作者があとがきで「時間もののSFを書くときに一番辛いのは時の不可逆性を再認識させられること」というような内容のことを述べていたが、まさにその通りだと痛感した。時は不可逆、そしてその不可逆の中で僕らは生きていかなかくてはならないということを強く再認識させられた。
2017/03/20
ノメ
時空を行き来できるこの物語に銀の三角を思い出してしまった。設定はもちろん異なるが・・・
2017/04/03
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