小指の先の天使
小指の先の天使 / 感想・レビュー
ミーコ
『絞首台の黙示録』で初読みした作家さんで 独特の作風に引き込まれたので、手に取ってみました。最初のお話から不思議な感覚・・・。「猫の棲む処」が1番良かったです。「罰あたりなことをすると、いずれわが身に返ってくるってことだ。忘れていても、因果はめぐるんだ」と言うセリフが印象深いです。全体的に ちょっと難しく読むのに時間が掛かってしまいました。
2016/11/03
どんまいシリル
仮想世界について、あれこれ書かれた短編集。人間、意識、神…短編でありながらこれでもかと語られて、呪文みたいに刷り込まれていくのを感じるな。意識が、だんだん肉体を離れていくと、オカルトチックでちょっと怖い。面白かったような、そうでもないような、不思議な読後感だった。
2014/10/19
じじちょん
1980~1990年に書かれたSF短編集。2話目~仮想現実がテーマとなっている。「小指の先の天使」「猫の棲む処」が何となくつながっている。仮想現実のバグがキリンが鳩を、牛が人間を食べるなんてありえない事象が起こるなんて発想は面白い。「抱いて熱く」はとてもロマンチック。今では仮想現実やAIは珍しくないけど、神林さんの世界観は当時を思うと先を行ってるなと思う。
2024/02/28
にゃんち@雑食系
★3.4。初期の短編集ということで、なんだか小難しい。世界観はわかるんだけど……。『雪風』でハマったのでやや物足りない。
2021/09/22
さとさとし
世界観で掴む話多数。 最初の5ページ。 いつも初出の時期を見て驚くのは、SFあるある どちらも、そつなく面白い 少しずつ世界が広がっていくようだ。
2018/04/01
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