忘却の船に流れは光 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
忘却の船に流れは光 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) / 感想・レビュー
おすし
SF?RPGファンタジーっぽい?神道仏教キリスト教和洋折衷(そしてう〇こセ〇クス描写もまぜまぜ)世界で冴えない僧侶見習いの主人公がチート能力に目覚め…みたいなヤツか~と読んでたのだが最終章あたりからキレキレのSFに(でも〇んこまみれ)!冒頭から明かされそうで明かされない世界の謎はきっちり伏線回収され(うん〇まみれだけど)スッキリ爽快!しかしまぁ坊さんはなんだかんだアレしてばっかりだし、うんこまみれっぷりは一周回って快便が羨ましくなるほどだけど、ただのおゲレツSFと侮れない逸品でございました。
2022/08/18
えも
ダンテの神曲と宇宙創成神話のもとで、世界とは何かを考えてカーストの街をさ迷う若き僧侶見習い。まさにSFだなあ。こういうのは好きです。後書きもシャイで良し。
2017/02/24
浮遊
「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」とダンテの神曲めいた章題を一目見た瞬間にページをめくる手が止まらなくなり、一気に読了。閉鎖的な自己完結しつつも壊れかけた世界を舞台に仏教、神道、キリスト教の世界観が入り乱れた王道SFが展開されているのに、こうもここまでぐっちゃぐちゃに色を塗れるものなのかと舌を巻く。世界の秘密が少しずつ明かされながらきれいに伏線を回収していく怒涛の後半部分は息をつく暇も無く、ラストは思わず唸ってしまった。始まりが終わりを成す無限であるはずの円環が閉じました。
2016/02/11
ホレイシア
こういう系が、実は好き。やっぱりやるならここまでやらねば(笑)。
2008/01/29
小夜
安定の田中啓文さんですわ。グロとスカトロまみれで、とても知人には勧められないけど、王道SFとして設定やら話の運びやらは上手くできていると感じる(当社比)。田中さんの中では1番気に入ってるかもしれん。
2016/11/11
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