楽園の知恵 -あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
楽園の知恵 -あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) / 感想・レビュー
浮遊
私的言語中枢どうなってんの?少し覗かせてくれません?系作家ランカー牧野修による、一度滅茶苦茶に解体した世界をあらゆる手法によって言語で再構築する試みを羅列した短篇集?酷く説明が難しい語彙が全然追いつかない。独自の美意識と言語感覚によって創りあげられた世界は歪なのに蠱惑的、読み進めていくうちにもっと読みたいもっともっともっとといつの間にかまるでアディクト。注釈小説としても非常に高度な「踊るバビロン」は最高にメリーバッドエンドでとにかくおススメ。
2017/03/21
itsumiKshi
めくるめく、エログロナンセンスの世界。
2016/11/26
こもた
インキュバス言語はさておき、その他にも泣ける姉弟モノ・ネット掲示板を舞台にした話・本が擬人化された世界で書物狩りが行われる話・クトゥルフパロディ・自殺しようとした女性の意識に入り込んだエイリアン男性のちょっと切ない話・夢を見ることができない男性の話・救世主を産んでくれる女性を探す子供の話・死んだ人が動く街でただひとり生きている少年の話など多種多様なお話が詰まっているので気に入るのが一つはある。はず。おすすめです
2016/08/11
Ai
刺激的な描写がそそりますが、何より各話で描かれる世界がそれぞれの調和に満ちた世界で、まさに楽園だった。
2015/07/16
すずめ
インキュバス言語を書いた時、淫語しか考えてなかったんだろーか。それはそうと、演歌の黙示録みたいなバカみたいな話も、最後二つみたいな話もすごい好き。相性良かったみたいです。あと、自分がアニメとか見るタイプのオタクなんで、ホラーとかポルノとかを有害だとして規制する運びはほんと嫌。害が有るも無いもさじ加減だろ!
2017/02/13
感想・レビューをもっと見る