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からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション)

からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション)

からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション)

作家
森奈津子
出版社
早川書房
発売日
2004-04-23
ISBN
9784152085634
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からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション) / 感想・レビュー

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らくだ

少女と性愛を組み合わせたものが多い短編集。今まで読んだSF小説のように、世界観や設定を細かく表現するような作品ではないが、あっさりした文章が読みやすくて最後までストレスを感じずに楽しく読めた。百合ものが多いが、人間の少女と猫とのハイブリッドの少年の恋を描いた「いなくなった猫の話」や人間より長く生きるレプリカントが過去を語る「レプリカント色ざんげ」、ジゴロの父について書かれた「ナルキッソスの娘」のような話のほうが面白かった。百合ものもよかったけど。

2015/05/08

ちょび

前に読んだ短編集よりエロが薄めで面白かった、特に「からくりアンモラル」「いなくなった猫の話」「ナルキッソスの娘」がすごく好き。森さんのエロ皆無シリアス路線短編集を読んでみたい。

2012/12/10

くさてる

SF風味のエロティックな短編集。性愛の対象の多くが少女なことと、SM趣味が濃厚なあたりが読む人を選びそうだけど、私は愉しめました。著者のサービス精神が旺盛なことが、描写だけでなく物語展開にもみてとれるのだけど、そういうプロ意識がある作家は好きです。「いなくなった猫の話」「ナルキッソスの娘」あたりのラストに漂う優しさが心地良く、「一卵性」「レプリカント色ざんげ」に漂う酷薄さが美しいと思った。

2012/04/16

ヨキコ

淫靡で切ないSF。からくりアンモラル いなくなった猫の話 ナルキッソスの娘 の三篇がすき。猫のは特にぐっとくるものがありました。時の流れが違うって どうしようもない悲劇性を孕んでてすきです。

2011/10/05

金森まりあ

えげつない話多いなあと思います。「レプリカント色ざんげ」が一番えげつなかったのでよかったです。心温まる「ナルキッソスの娘」もよかった。

2018/03/16

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